女優の吉高由里子さんの主演ドラマ「知らなくていいコト」(日本テレビ系、水曜午後10時)の最終回が3月11日に放送された。吉高さん演じるヒロインの真壁ケイトと、柄本佑さん演じるケイトの元カレで、動物カメラマンの尾高由一郎の出した意外な結末に、視聴者からはさまざまな意見が上がった。また、最終回を迎え「尾高さんロス」の声や、続編を希望する声が上がっていた。
ウナギノボリ
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ドラマは、「家売るオンナ」シリーズ(日本テレビ系)や「大恋愛~僕を忘れる君と」(TBS系)などで知られる大石静さんが描く“お仕事系ヒューマンドラマ”。週刊誌「週刊イースト」で日々スクープを狙う記者、真壁ケイト(吉高さん)はある日、自身の父がハリウッドスターだと聞かされる。自分の出生の謎と父の秘密に迫ると、人生最大の「知らなくていいコト」にぶち当たり……というストーリー。
最終回でケイトは、尾高に「話したいことがある」とスタジオに呼ばれる。尾高は、「俺は命削って真実に突き進んでいくケイトが好きなんだ」と言ってケイトを抱きしめ、「結婚しよう。ケイトがいないと俺はつらい。ケイトもそうだと思いたい」と告白。妻に離婚を承知してもらい、子供についても話し合っている、という尾高に、ケイトは「私も尾高さんが好き。死ぬほど好き。尾高さんが欲しい。全部欲しい。一緒に生きていきたい。だけど、離婚しないで」と話す。
ケイトは「(ケイトの父である)乃十阿徹が人生を犠牲にして30年間守り続けた親の思いを、尾高さん、心の中に持っていると思うの。でも私たちが一緒になったら、あなたはその心を捨てなきゃいけないでしょ。それは嫌なの。親としての心を失った尾高さんは嫌なの。好きだけど……すごい好きだけど……そんな尾高さん、嫌いなの」と話す。尾高は、「俺と一緒になってくれよ。2回も俺のこと振るなよ、ケイト」と言ってキスをする。
その後、ケイトは、編集長の岩谷(佐々木蔵之介さん)に、尾高と別れたことを報告。また、ケイトが書いた、乃十阿が人生を懸けて守ろうとした秘密を暴く記事は、発表できなくなってしまう。そんな中、ケイトは尾高に「私たち戻る? 子供、一緒に育てよっか?」と尋ねる。しかし、尾高は「そういうケイト、好きじゃないね。ほんとタイミング悪いね、俺たち」と言って断るのだった……。
ラストでは、2023年の様子が描かれた。デスクに昇進したケイトが、取材のため外に飛び出すと、子供と手をつないで散歩する尾高の姿を見かけ、その姿にほほ笑みつつ、尾高に背を向けて歩き出す……という展開だった。
視聴者からは「これはこれでいい終わり方なのかも」「尾高さんとケイトくっついてほしかった」「どうせ結ばれないなら離婚しないでほしかった」「最後の最後までほんと泣いた」などの意見が続々と上がった。
「尾高さんの奥さんが子供を置き去りにして出てったのが一番の衝撃」「子供を置いていくっていうのはどうしても共感できない」「人間らしいダメな部分を避けずに描いたのが素晴らしいなと思った」「いろんなことを考えさせられた」という意見もあった。
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