GIFT
第6話 第二章スタート!天才学者、息子判明で大波乱の特訓合宿
5月17日(日)放送分
俳優の高石あかりさん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第118回(3月18日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者が画面にクギヅケになっていた割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、最高値は午前8時11分の63.9%だった。
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「ばけばけ」は113作目の朝ドラ。ヒロインの松野トキと、その夫となるレフカダ・ヘブンのモデルは、松江の没落士族の娘、小泉セツと、「怪談」などの著作で知られるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)だ。ドラマの中では大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描くという。
前日の第117回で、ヘブン(トミー・バストウさん)と自分は同じだと話す司之介(岡部たかしさん)に共感したヘブンは、司之介に勤務先の大学をクビになったと打ち明けた。第118回は、そんな秘密を共有する仲間となった2人が帰宅する。家ではトキ(高石さん)が子供たちと遊びながらヘブンの帰りを待っていた。そこに、丈(杉田雷麟さん)が訪れる。司之介は、ヘブンの秘密を守るため、丈を仲間に引き込み、協力を求める。
テレビの前の視聴者のうち、画面を注視していた人の割合を示す「注目度」は、第118回が24週の“つなぎ”的な回で、大きな盛り上がりを見せる場面がなかったせいか、最高値も60%台前半とやや低調だった。
この日のピークは午前8時11分の63.9%。トキがヘブンを散歩に誘い、2人で出かける場面だ。ひなびた風情の寺を散策し、「大学がもう少しお暇になれば、もっと来られるんでしょうが」「ほんに毎日、ご苦労様です」とトキがヘブンに話しかけるあたりまでが午前8時11分台だ。それまで、ヘブンの自宅でのシーンが続いていたため、場面が大きく変わり、視聴者の視線を集めたのかもしれない。
トキはまだ知らないが、ヘブンは実は東京帝国大学の英語教師の仕事をクビになったため、「暇」にはなっているのだ。この午前8時11分台は2人の会話もわずかだし、この後も「クビ」に関する話題は出てこない。
代わりに、午前8時12分以降、トキとヘブンの会話は「生まれ変わるならば何になりたいか?」の話題が続く。「木魚」というトキに対し、ヘブンの答えは「蚊」。大学の学長のような憎い人も、会いたい人も刺して回りたいと笑う。小泉八雲が随筆「骨董」の中で、死後は「蚊に生まれ変わり、お墓に来た友人を刺したい」と記しているエピソードを取り入れたのだろう。「かそけきもの」にも優しい視線を送るヘブンらしいテーマなのだが、注目度は60~63%台を上下してエンディングを迎えた。
活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」(関東地区、速報値)。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。(文・佐々本浩材/MANTAN)
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