大山勝美賞:「ドラマの演出を続けていきたい」 「ばけばけ」村橋直樹D喜び語る 「ちょっとだけエスパー」貴島彩理Pと受賞

大山勝美賞を受賞した村橋直樹チーフ・ディレクター
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大山勝美賞を受賞した村橋直樹チーフ・ディレクター

 第25回「放送人グランプリ2026」の贈賞式が5月30日、東京都内で開かれ、連続テレビ小説「ばけばけ」のチーフ演出を務めたNHKの村橋直樹チーフ・ディレクターと、ドラマ「魔物」「ちょっとだけエスパー」を手掛けたテレビ朝日の貴島彩理プロデューサーに、ドラマの優れたクリエーターを表彰する第12回大山勝美賞が贈られた。

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 「ばけばけ」は113作目の朝ドラ。小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)とセツ夫妻をモデルに、「怪談」を愛するヒロインが、外国人の夫と共に、何気ない日常の日々を歩んでいく、夫婦の物語。

 チーフ演出の村橋チーフ・ディレクターは、受賞に際し、ドラマの作り手だった故大山勝美さんの記録を読み返し、「既知のことを未知にするのがドラマ」という言葉が印象に残ったとし、「みんなが知っている当たり前の日常の中から、知ってるつもりだったけど、実は知らないんじゃないかみたいなことに気付かせる。それがドラマなんじゃないかということをおっしゃっている」と感じたと明かした。

 その上で「ばけばけ」は「小泉八雲という文豪の偉業をたたえるドラマではなく、夫婦2人の日常に潜んでいるちょっといた小さな出来事を掘り起こすドラマを作るんだとスタッフに伝えていた」と回想。大山さんの言葉と「何か通じているような気がして、縁を感じています」と話し、「大山さんのようにドラマの演出を続けていきたい」と喜びを語った。

 ◇「ちょっとだけエスパー」貴島P スタッフ・キャストに感謝

 貴島プロデューサーは、野木亜紀子脚本でSFに挑み、Netflixで世界配信した「ちょっとだけエスパー」の制作が特に評価された。ドラマは人生どん底のサラリーマンの文太(大泉洋さん)がちょっとだけエスパーとなって、仲間と共に「世界を救う」ミッションに挑む姿を描いた意欲作だった。

 貴島プロデューサーは「26歳でプロデューサーになってから10年目になりますが、自分の一番そばにいるキャスト、スタッフを笑顔にすることが、素晴らしい作品を作るより、プロデューサーとして大事なこと、自分の使命なのだと今思うようになりました。その先に、世界中の人が楽しんで感動してくれるようなエンタメになると信じています」と話し、作品のため一緒に格闘してきたスタッフ、キャストに感謝した。

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