いつか、無重力の宙で:視聴者も涙止まらず 柄本佑の“天の声”と飛鳥の“焼きそば”実食 ひかりに「何でいなくなっちゃうんだよ」

NHKの夜ドラ「いつか、無重力の宙で」第22回の場面カット (C)NHK
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NHKの夜ドラ「いつか、無重力の宙で」第22回の場面カット (C)NHK

 俳優の木竜麻生さん、森田望智さんが共演するNHKの夜ドラ「いつか、無重力の宙(そら)で」(総合、月~木曜午後10時45分)の第22回が、10月14日に放送され、終盤の展開に視聴者は涙した。

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 ドラマには、高校時代に「一緒に宇宙に行こう」と夢を語り合った天文部の女性4人が登場する。大人になってそれぞれの道を歩む中、ふと忘れていたかつての夢と再会。「超小型人工衛星だったら、今の私たちでも宇宙を目指せるかもしれない……」と、“あの頃”の自分に背中を押されて、2度目の青春が始まる……という内容。

 主人公の望月飛鳥を木竜さん、飛鳥が再会する日比野ひかりを森田さんが演じ、飛鳥、ひかりの天文部の仲間・水原周役で片山友希さん、木内晴子役で伊藤万理華さん、宇宙工学の研究室に所属している大学生・金澤彗役で奥平大兼さんが出演する。ドラマの語りは柄本佑さんが務める。

 第22回では、飛鳥は、ひかり、周、晴子と人工衛星開発に奮闘してきたが、ひかりがこの世を去ったことで開発を続けられなくなってしまう。天文部がバラバラになった高校3年生の夏の時のように、すれ違ってしまう飛鳥たちに、彗が心配して声をかけるも、飛鳥の心は晴れない。

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 翌日、熱を出して一日何も食べられなかった飛鳥は、ひかりおすすめの焼きそばの食べ方に挑戦してみる。

 「ひかりおすすめの焼きそばの食べ方」とは、ガンが再発し、入院中のひかりが、お見舞いに来た飛鳥たちの前で話してくれたもの。「退院したらジャンキーなものが食べたい」というひかりは、カップ焼きそばを普通に作ったあと、そこに納豆をかけて、さらにキムチと刻みネギをのせて、ゴマ油を回しかけて思いっきり混ぜてから食べると語ったが、その食べ方に対して、飛鳥は難色を示していた。

 だが、飛鳥は自分で食べてみることになり、おいしいと感じる。とそこに、柄本さんによる「悲しい時に、ごはんをおいしく思えてしまうことが余計悲しかった」との“天の声”がかぶる。そして飛鳥は一人すすり泣く。「何でいなくなっちゃうんだよぉ」と──。

 SNSでは「ここで魔改造な焼きそばかぁ」「まさか、こんなことになってしまうなんて…! ひかりオススメのカップ焼きそばがおいしいから余計にすごく悲しい…」「特製の焼きそばでひかりとつながったあすかを見て涙止まらなかった…このタイミングなのかって」「やっぱ焼きそばで涙が出てしまう…なんやねんこの喪失感…」「ラスト1分まで誰一人涙を見せずに物語が進行し、最後にジャンクな焼そばを黙々とすすりながらの号泣…演出が天才的」との感想が寄せられた。

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