いつか、無重力の宙で:「緻密な脚本と演出の妙を存分に楽しめる作品」 木竜麻生主演NHK夜ドラがギャラクシー賞月間賞受賞 

NHK大阪放送局
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 俳優の木竜麻生さん主演のNHKの夜ドラ「いつか、無重力の宙(そら)で」が、放送文化の向上に貢献した番組や個人・団体を表彰する「ギャラクシー賞」(放送批評懇談会)テレビ部門の10月度月間賞を受賞したことが明らかになった。

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 ドラマは、「超小型人工衛星」で宇宙を目指す、30代女性たちの2度目の青春物語。高校時代に「一緒に宇宙に行こう」と夢を語り合った天文部の女性4人が、大人になってそれぞれの道を歩む中、ふと忘れていたかつての夢と再会。“あの頃”の自分に背中を押されて、2度目の青春が始まる。4人が目指したのは、自作の「超小型人工衛星」を宇宙へと送り、地球を見ること。途中、仲間との悲しい別れもあったが、周囲の力を得て、夢を現実のものへと変えた。

 主人公の望月飛鳥を木竜さん、飛鳥が再会する日比野ひかりを森田望智さんが演じ、飛鳥、ひかりの天文部の仲間・水原周役で片山友希さん、木内晴子役で伊藤万理華さん、宇宙工学の研究室に所属している大学生・金澤彗役で奥平大兼さんが出演する。ドラマの語りは柄本佑さんが務めた。

 放送批評懇談会は「30代の女性4人が高校時代の夢を再燃させて小型人口衛星を開発し、宇宙からの画像と音声を地球に届ける大プロジェクトを成就させる物語。固い友情をベースに、がんによる友人の死、各々の事情と葛藤、チームワークやコミュニケーションの力をリアルな会話で繋げ、感動を広げた。緻密な脚本と演出の妙を存分に楽しめる作品だった」と作品を評している。

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