人気グループ「NEWS」の加藤シゲアキさんが、2015年に出版した短編集「傘をもたない蟻たちは」(KADOKAWA刊)の一編「染色」が、「染、色」として舞台化されることが3月14日、明らかになった。加藤さんの小説が舞台化されるのは初めて。加藤さんは舞台の脚本にも初挑戦する。関西ジャニーズJr.のユニット「Aぇ! group」の正門良規(まさかど・よしのり)さんが主演を務める。
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「染色」は、美大生のリアルな日常と葛藤を描いた青春小説。美大生の主人公・市村は周りに才能を認められ、彼女もいて、何不自由なく過ごしていたが、毎日を退屈に感じていた。ある日、壁にグラフィティアートを落書きする謎の女性・美優と出会い、退屈だった日常に変化が訪れる……というストーリー。
演出は、加藤さんの2017年の主演舞台「グリーンマイル」でもタッグを組んだ瀬戸山美咲さんが担当する。
「加藤さんの作品をどれか舞台化しませんか?」スタッフからそう相談されたのが始まりでした。そのとき僕の頭に浮かんだのは、「傘をもたない蟻たちは」という短編集の冒頭に収められた「染色」という作品でした。自分自身が今作を舞台で見たいと思ったのです。
「でしたら加藤さん、戯曲を書きませんか」スタッフから次にそう言われました。仕事がいくつか重なっている時期だったのでお断りしようと思ったのですが、ふと脳内に戯曲化された「染色」が広がりました。そしてその内容は原作とは少し違ったストーリーでした。妖艶な気配はそのままに、美大生たちが織りなす群像劇。これは自分にしかできないのではな
いか。原作者だからこそ、大胆に変更することが可能なのではないか。そう思い直し、この話をお受けすることにしました。
とはいえ原作とは異なる内容に、同名のタイトルを付けていいのか。試行錯誤した挙げ句、「染、色」という形で、読点を加えることにしました。「染色」であり「染色」ではない。そんな不思議な戯曲をお届けできたらと思い、目下NEWSのライブの準備と合わせて執筆中でございます。舞台でしか表出させることのできない僕の世界を、ぜひ楽しんでください。
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