アイドルグループ「AKB48」の横山由依さんが3月17日、東京都内で行われた三宅裕司さんが座長を務める熱海五郎一座の舞台「Jazzyなさくらは裏切りのハーモニー ~日米爆笑保障条約~」の制作発表記者会見に出席した。横山さんは今回の出演について、「三宅さんはじめ皆さんのことを幼いころからテレビで見ていたので夢のよう。大先輩方とご一緒させていただけて幸せ」と喜び、「笑いが要所要所にある役はほぼ初めてなので、自分が笑わずにできるか心配(笑い)。たくさんけいこして、新しい自分をお見せできるようにしたい」と意気込みを語った。
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「Jazzyなさくらは裏切りのハーモニー ~日米爆笑保障条約~」は、熱海五郎一座による新橋演舞場(東京都中央区)シリーズの第7弾。太平洋戦争が終盤を迎えたサンフランシスコを舞台に、日系アメリカ人ジャズバンド「ザ・ツインズ」のメンバーが、アメリカ敗戦により発令された「アメリカ日本化計画」により翻弄(ほんろう)される姿を、笑いと音楽と感動を交えて描く。横山さんはバンドメンバーの一人を演じ、海軍中佐役で昨年10月に宝塚歌劇団を退団した元星組トップスターの紅ゆずるさんが出演する。
バンドメンバーとしてドラムを担当する横山さんは、「小学2年生から6年生くらいまで音楽教室でドラムを習っていた」と明かし、「12年越しにお披露目できるということで夢のよう。芝居だけでなくドラムを毎日お見せするというのは初めて。そこは自分にとっても挑戦だなと思います」と笑顔を見せつつ、気を引き締めていた。
会見には三宅さん、渡辺正行さん、ラサール石井さん、小倉久寛さん、春風亭昇太さん、東貴博さん、深沢邦之さん、紅さんも出席。宝塚退団後、初舞台となる紅さんは、「宝塚を退団いたしまして約4カ月がたちました。本日実は公の場で初めてスカートをはいております。大変スースーしておりまして全然慣れない(笑い)」とちゃめっ気たっぷりに話し、「宝塚時代は男役をやっていたので女性を演じる時点で挑戦。見かけは男役っぽいけど中身が女性なので、自分の中でちゃんと女性を作っていないと『今までと変わらない』と思われてしまう。そこが挑戦かなと思います」と役作りへの意気込みを語った。
舞台は、新橋演舞場で6月2日から30日まで上演。8日、15日、24日は休演日となる。