人生ゲーム:巣ごもり需要で好調 前年比1.4倍 そうめんスライダーも人気

タカラトミーの玩具「人生ゲーム」
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タカラトミーの玩具「人生ゲーム」

 新型コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務や外出自粛が広がる中、玩具業界はボードゲームが好調だ。巣ごもり需要で「人生ゲーム」(タカラトミー)の4月度の売り上げが前年比の約1,4倍と急増。“巣ごもり需要”が拡大しており、品切れになる店舗、ネット通販サイトもあるという。自宅で家族で楽しめる玩具が人気を集めている。

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 人生ゲームは1968年に発売されたロングセラーボードゲーム。在宅勤務や外出自粛が広がり、家族で過ごす時間が増えた人が多くなった中で、自宅で家族で楽しめるボードゲームが売れている。巣ごもり需要として、家庭用ゲーム機・ニンテンドースイッチ(任天堂)も好調だが、アナログゲームも再注目されているようだ。

 休業中の玩具店、商業施設などが多いこともあり、ネット通販を中心に売れている。好調なショッピングサイトでは前年比300%を記録するなど品切れが続出。タカラトミーによると「想定を上回る販売で需要に供給が追い付いていない状況。現在、追加で生産中です」といい、特需に対応している。

 ボードゲーム以外にも、流しそうめんを楽しめる玩具「そうめんスライダー」シリーズ(タカラトミーアーツ)も前年比で約1.5倍と好調だ。4月23日に発売されたばかりの新作「そうめんスライダーカスタム」も人気で、品薄状態のネット通販もあるという。タカラトミーアーツでは特設サイト「全力おうち遊び」もオープンし、そうめんスライダーなど家で楽しめる玩具をアピールしている。

 家で過ごす時間が増えた今だからこそ、巣ごもりを楽しもうとする人が多いようだ。

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