千葉雄大:“光源氏くん”が話題 30代も「摩耗しない可愛さ」で唯一無二の存在に

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NHKの連続ドラマ「いいね!光源氏くん」で光源氏を演じる千葉雄大さん (C)NHK

 俳優の千葉雄大さんと女優の伊藤沙莉さんが出演するNHKの連続ドラマ「いいね!光源氏くん」(総合、土曜午後11時半)が話題だ。千葉さん演じる現代にタイムスリップした“光源氏くん”に、SNS上では「一緒に暮らしたい」や「烏帽子(えぼし)にジャージーの千葉雄大、尊い」「週末の楽しみ」との声が上がるなど、癒やされる人が続出している。「癒やしの光源氏くん」を成立させているのは、31歳になっても色あせぬ、千葉さんのエイジレスな可愛らしさ。さらに求められることに全力で応える千葉さんの、表情豊かなコメディー演技があってこそ、視聴者をときめかせる“光源氏くん”がお目見えした。

 ◇萌え袖や真っすぐなまなざし… 容姿だけではない光源氏くんの可愛さ

 ドラマは、「源氏物語」の中で雅(みやび)の世に生きていた平安貴族・光源氏が、まったく世界観の異なる現代に出現。地味で自信がない今風のこじらせ会社員・藤原沙織(伊藤さん)が、ヒモ同然で住まわせることになる……という“イケメン居候コメディー”だ。

 突然部屋に現れた光源氏を通報した沙織が、「かなりイケメンです」と警察に素直に言ってしまうのもうなずけるほど、光源氏の容姿が美しい。しかし光源氏の魅力は、容姿からのみ生まれるものではない。袖からちょこんと出した指先、ソファに寝転びながらもどこか「雅」が香るたたずまい、女性をじっと見つめるまなざしといった、細やかな所作。また、平安時代と現代のギャップに素直に反応する「ピュアさ」も、実に愛らしいのだ。

 光源氏の「ピュアさ」を際立たせる千葉さんのコミカル演技は何とも小気味よく、沙織役の伊藤さんとの抜群の相性もあり、大いに笑わせてくれる。抹茶ラテフロートを飲んで感涙したり、第3話のチョコフォンデュタワー初体験のシーンでは、色気あふれる顔でチョコを頬張ったり、ダイエットのために沙織からお菓子を取り上げられ、「ポテトチーップス!」と絶叫したりと実に表情豊か。千葉さんが「超ド真面目に演じます」と光源氏役についてコメントしているように、真面目にやればやるほど視聴者の笑いのツボを刺激してくる。浮世離れした光源氏だが、31歳にしてこれほどの「可愛い」を表現できるのは、おそらく千葉さんくらいではないか。外見、内面のどちらからも、愛される光源氏を見事に作り上げている。

 ◇「可愛い」というパブリックイメージの裏側は?

 千葉さんが、自身の代名詞でもある「可愛い」を惜しみなく発揮している同ドラマだが、細やかな所作は、千葉さんが光源氏役を熱心に研究した証しであるし、振り切ったコメディー演技を見ても、彼は求められることに全力で応えようとする俳優だと感じる。

 2010年、20歳のときに「天装戦隊ゴセイジャー」で役者業をスタートさせ、今年で役者デビュー10周年を迎えた千葉さん。バラエティー番組や舞台あいさつでは、あざといほどの表情を見せて「可愛い」と言われることを存分に楽しんでみたり、時には腹黒な一面を披露したりと、いつでもサービス精神旺盛。2017年公開の映画「帝一の國」では、28歳にして高校生役にチャレンジし、「40歳まで高校生を演じたい」と会場を盛り上げていたのも印象的だ。

 周囲の声を拾い上げてみると、千葉さんが主演を務めた映画「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」の平野隆プロデューサーは、「千葉さんは男らしくて強い芯を持っている方。あと尋常じゃないくらい真面目な人だとも思う」とコメントしていたし、「いいね!光源氏くん」の制作統括・管原浩さんも同じく、彼の真面目さに心を打たれていた。「可愛い」というパブリックイメージの裏側は、努力の塊のような人なのだ。今年インタビューした際には、もともと制作側を志望していたこともあり、「現場が好き。自分がものづくりの現場にいられることがうれしくて、ありがたい」とブレない思いを明かしていた。近年は「可愛い」のイメージを裏切る役柄にも挑戦しており、ものづくりへの情熱を胸に進化を遂げる千葉さんから、ますます目が離せない。(成田おり枝/フリーライター)

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