マンガ誌「ジャンプSQ.(スクエア)」(集英社)で連載中のきただりょうまさんのマンガが原作のテレビアニメ「ド級編隊エグゼロス」がTOKYO MX、BS11ほかで7月3日から順次、放送される。炎城烈人ら高校生たちが、エロを規制して奪い、人類の緩やかな絶滅をもくろむキセイ蟲と戦う姿を描く。主人公の炎城烈人の声優を務めるのが松岡禎丞さんだ。「松岡も全開でぶつかっていこうと心に決めて進みます」と臨んだアフレコについて聞いた。
◇攻めた作品 今まで培ってきたものをフルで出せる現場
--原作を読んだ印象は?
また攻めた作品がきたな!と思いました。ガンガンぶち込んでくる不可抗力という名のエロス! 素晴らしいと思いました、この姿勢は僕は好きですね。次がどんな展開になるんだろうか? また新しいエロスを見せてくれるのだろうか?と、ワクワクとドキドキが止まりません。“H”と“ERO”、天才です。
--出演が決まって率直な感想を教えてください。
今まで培ってきたものをフルで出せる現場になると思いました。全速前進でぶつかっていく烈人の真っすぐな姿勢! 僕自身も現場の大黒柱としても、中心軸をかなりの骨太にしたいと思い、松岡も全開でぶつかっていこうと心に決めて進みます。今の僕はエロスのダンプカー、全てを飲み込んでやろうと覚悟しました。
--キャラクターの印象は?
本当に真っすぐな男の子ですね。いちずであり、優しい好青年です。“HERO”になろうとしたきっかけもザ・主人公という感じがして、さまざまな誘惑が立ちはだかってきますが、烈人はそれをはねのけ、一人の女の子を思う義理堅い人間です。見ていて気持ちがよいので、皆さんもハマってくれたらいいなと思います。
--演じる際に意識していることは?
あくまでこの作品は真面目に戦っているというところが重要なので、エロスは副産物です。どんなシーンでも真面目に進む、それがエグゼロス。瞬間的に切り取ると「は?」みたいな感じになるかもしれませんが、我々は真面目です。真面目に演技をしています。
世界を救おうとしている、ここだけは絶対にぶれちゃいけないところです。よろしくお願いいたします。
◇我々は役に入れば何でもできます それが……プロフェッショナル(震え声)
--映像化不可能とも言われていた作品です。演技は不可能!?となるところはありましたか?
映像化不可能? そう思っていただけて何よりです。言うてみたら限りなくダークに近いグレーです。見ていただいたら目ん玉が飛び出るかもしれません、注意して見てください。覚悟して見てください。そして期待してください。あなたの目にエグゼロスを焼き付けてください。これが僕たちのエグゼロス、第1話から既にクライマックスです、ご期待ください。演技は不可能? 不可能な演技なんてありませんよ、我々は役に入れば何でもできます。それが……プロフェッショナル(震え声)。
--アフレコの様子はいかでしょうか?
いつも和気あいあいと進んでいます。みんなで相談したり、エロスの方向性の軸をどうするかなどなど至っていつも通りな感じです、女性陣が多いので肩身の狭さは感じますけどね。後はいつも豪華ゲスト声優の方々に、この作品とはという音響監督の説明から入るので、毎回笑いが起こってます。
--アニメの見どころを教えてください。
やっぱり“HERO”としてのあり方じゃないですかね? エロスはあるけども、僕たちは本当に本当に真面目に演技させていただいているので。ストーリーも心に染み渡るお話ですし。後はやっぱり、“HERO”は“H”と“ERO”でできている。これがエグゼロスの見どころを最大限表現しているワードです。そんな彼らの成長物語をぜひご覧ください、よろしくお願いいたします!