アイドルグループ「乃木坂46」の生田絵梨花さんが7月1日、都内で行われた東宝演劇の新プロジェクト「TOHO MUSICAL LAB.」の製作発表会見に出席。自身が出演する同プロジェクトのミュージカル作品や、新型コロナウイルスによって停滞するエンターテインメントにまつわる思いを語った。
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コロナ自粛を受けて、出演ミュージカルのけいこが中止になったり、舞台を観覧に行くこともできず、「もどかしい気持ちを味わっていました」という生田さん。出演する同プロジェクトの「Happily Ever After」について「私たちの(本作の)チームは2人芝居で、ダンサーさんとピアニストさんがいます。そういう構成のミュージカルは見たことも体験したこともありません。映像と舞台の間、ミュージカルと演劇的なお芝居の間、今までにない表現、雰囲気、世界観を出せたらと思って、皆で試行錯誤しています」と話した。
コロナ禍で苦しいエンタメへの思いを問われて「自粛中は2カ月くらい活動ができませんでした。やっぱり、エンターテインメントに触れていないと心が痩せていく感じがしました。本当に元気がなくなってきました」と当時の心情を吐露。「普段は、人に笑顔になってもらえるようにとか、少しでも元気を渡せるようにとか思ってやっているけど、お客さんやファンからもらうエネルギーはすごい。私は、ファンの方たちの笑顔を見たいからこの仕事をしたいんだなと感じました。だから、自粛中も、『解禁したらどんなことができるかな』と考えて過ごす毎日でした。そういう心の循環が、エンターテインメントにはすごくあると感じました」と明かした。
会見には、「Happily Ever After」に出演する海宝直人さん、脚本・演出を手がけた根本宗子さん、「CALL」に出演する木村達成さん、妃海風さん、作詞・脚本・演出を担当した三浦直之さんも出席。会見終盤には、生田さんと海宝さんが劇中歌「Around The World」を披露した。
同プロジェクトは、新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴い、3月から休演を余儀なくされた直営劇場「シアタークリエ」を「LAB.」(実験室)に見立て、最も旬の劇作家、キャストによる新しい短編オリジナル・ミュージカルを創作する。第1弾となる今回は、「Happily Ever After」と「CALL」の新作2本を、7月11日より無観客・ライブ映像配信で展開。7月下旬からは、観客を入れての公演もスタートする予定。
ライブ配信は、イープラスの「Streaming+」で行われる。視聴券の販売期間は7月13日午後4時まで。視聴券料金は3800円。