アニメ質問状:「放課後ていぼう日誌」 釣りファン目線でスタートした企画 釣りの描写は正確に!

アニメ マンガ
「放課後ていぼう日誌」の一場面(C)小坂泰之(秋田書店)/海野高校ていぼう部

 話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、「ヤングチャンピオン烈」(秋田書店)で連載中の小坂泰之さんのマンガが原作のテレビアニメ「放課後ていぼう日誌」です。KADOKAWAの山下愼平プロデューサーに作品の魅力などを語ってもらいました。

 --作品の概要と魅力は?

 「放課後ていぼう日誌」は「ヤングチャンピオン烈」で連載、2020年7月現在で第6巻までコミックスが発売されているマンガが原作のテレビアニメです。田舎に引っ越してきた高校1年生の鶴木陽渚(つるぎ・ひな)が、先輩の黒岩悠希(くろいわ・ゆうき)との出会いでていぼう部に入部することとなり、帆高夏海(ほだか・なつみ)や大野真(おおの・まこと)といった個性的な部員たちに囲まれ、釣りの楽しさに目覚めていくストーリーとなっています。田舎ののんびりとした日常と、キャラクターの可愛らしさ、そして釣りの楽しさの全てが詰まった魅力的な作品です!

 --アニメにするときに心がけたことは?

 もともと私は、大隈孝晴監督をはじめ動画工房の釣り部の皆さんとはよくプライベートで釣りに行く仲で、「放課後ていぼう日誌って面白いよね!」という釣りファン目線からスタートした企画でした。ですので、視聴者の方にも「釣りって楽しい!」と思っていただけるように原作のストーリーをなぞりつつも、カラーや動きなどアニメならではの手法で表現するよう心がけています。

 また、アニメ化するにあたって、熊本県芦北町を中心とした多くの方々に取材でご協力をいただきまして、その美しい街の風景や自然を、美術背景を担当するスタジオイースター様に忠実に再現していただきました。その背景にも注目していただけるとうれしいです。

 --作品を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったことは?

 私は鹿児島県の北部出身で、熊本県南部の芦北町付近は幼い頃からとてもなじみの深い場所でしたので、実際にロケハンで取材に訪れた時は里帰りしている気分でした(笑い)。その際、お会いする方々が皆とても朗らかで優しく作品を応援していただいていて、本当にうれしかったです。ファンの皆様も現地を訪れる際は、マナーを守って楽しんでいただけるとうれしいです。

 大変なことといえば、やはり「釣りの描写は正確に!」という点でしょうか……。アニメはのべ数百人以上が分担して作業するので、一カットごとに釣り具の持ち方や表現を統一せねばならず、毎回苦労しています。ですが、動画工房の釣り部メンバーは大隈監督だけでなく、釣具プロップデザイン・作画監督の小倉寛之さん、色彩設計の真壁源太さん、設定制作の長友公亮さん、制作プロデューサーの関根大起さんなど、偶然にも役職が多岐にわたっており、それぞれの分野で正確な表現を目指していただいています。

 音についても性格さを重視していて、釣り好き音響監督の高寺たけしさんが演技指導の際に道具を持ってきてキャストに詳しく教えたり、音響効果の中島勝大さんにはリールのドラグ音までキャラごとに別の機種で設定して録音してもらったりというこだわりっぷりです(笑い)。

 ー-今後の見どころを教えてください。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、第4話以降の放送、配信が延期となっておりましたが、無事7月7日より改めて第1話から放送スタートができることになりました! 見逃していた方はこれを機会に、すでにご覧いただいた方も復習がてらぜひ第1話から改めてご覧ください。

 第4話以降も、ていぼう部の面々はマイペースではありますが、毎回さまざまな魚介類を狙って行きます。釣りをやったことがない方は、ていぼう部の活動を通じて徐々に成長(?)していく陽渚の目線で……。釣りをやってるよーという方は、黒岩部長や大野先輩、夏海の目線で楽しめる内容になっていると思いますので、お楽しみに!

 ー-ファンへ一言お願いします。

 私が釣りを始めたのは、小中学生の頃に「グランダー武蔵」や「Mr.釣りどれん」といった、当時流行(はや)っていた釣りマンガやアニメにハマったことがきっかけでした。同じように「放課後ていぼう日誌」を見て、「やったことないけど、行ってみようかな」「久しぶりに釣りに行った」「また釣りにハマった!」といったご意見もすでにいただいていて、制作陣一同喜んでいます。

 もちろんそれほど釣りに興味のない方も、可愛くて個性的なキャラクターたちや、キレイな田舎の風景にのんびりまったり癒やされると思いますので、本作をご覧いただいてすてきな一日をお過ごしください!


KADOKAWAプロデューサー 山下愼平

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