馬場ふみか:ステイホーム中は自宅でもメーク&脱部屋着 板垣瑞生&中尾暢樹は… Paraviオリジナルドラマ「love distance」

ドラマ「love distance」のワンシーン(C)Paravi
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ドラマ「love distance」のワンシーン(C)Paravi

 新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴う“ステイホーム”期間の隣人たちの交流を描いたドラマ「love distance」(全10話)が、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で独占配信されている。本作に出演した馬場ふみかさん、板垣瑞生さん、中尾暢樹さんの3人が、リモートインタビューで本作やステイホーム期間中の心情、生活について明かしてくれた。

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 3人が今回演じたのは、ネット配信サービス“NewTube”で活躍する人気3人組NewTuber。元恋人同士のアンナ(馬場さん)とミナト(板垣さん)にショウ(中尾さん)が加わり、「アンミナチャンネル」を日々展開している。

 馬場さんは本作について「新しい日常、今までと違う生活が始まった中で描ける愛と距離の話。自分自身考えていきたいと思うテーマ」とコメント。約2カ月にわたってお芝居の仕事がストップしたと明かして「『いつお仕事ができるんだろう』『いつ人に会えるんだろう』という不安があった。心がささくれていくのを感じた。ちょっとした言葉や気遣いが、大きな心の栄養になる。今回の脚本を読んで、それを感じました」と話した。

 今作は、6月上旬に10日間という短期間、最少人数のスタッフで撮影を決行。コロナの感染拡大防止を第一にしたという。中尾さんは「リモートでインタビューって緊張するな……」と漏らしつつ、「(本作は)一人一人の悩みや、それを打ち明ける覚悟などいろいろ抱えている。それぞれの愛の形がある中、こういう距離感が入ってくることで、すごくまどろっこしい感じがする。台本を読んでいて、距離感が自分の愛の距離にもつながるような感触を受けました。どういう距離感で撮影するのか楽しみでした」と述べた。

 マンションの同じ階の隣人は、仲良し夫婦の滝口美和(水川あさみさん)と滝口彰(清原翔さん)、フォトグラファーの青年・浅野千秋(渡邊圭祐さん)。NewTuberの3人は、彼らとからんで“攻めた動画企画”を展開していく。板垣さんは、作中の動画企画に関して「ああいうのやってみたい。ただ僕は、一番ハイテンションの役柄で、画面とにらめっこでテンションを上げるのが大変だった」と笑った。

 自身が演じたアンナについて、馬場さんは「何でもズバッと言っちゃうところは、自分と似ている(笑い)。NewTuberという立場が、カメラに対する意識が不慣れで難しかったです」と振り返った。また、元カレのアンナと一緒に生活しているミナトを演じた板垣さんは「めちゃくちゃ汗かいてました。若干ドキドキもあり、不思議な気持ちで演じていました」とはにかんだ。

 中尾さん演じるショウも、作品が進むにつれて、ひそかな思いが明らかになる。中尾さんは「ショウ自身の思いがちゃんと固まっていればお芝居が成立すると思っていました。意外な役どころなので、役柄を見たときはちょっとビックリしました」とコメント。板垣さんは、そんな中尾さんの役柄を「すてきだったけど、後半のあるシーンでは狂気も感じました……」と評して笑い、仲の良さを感じさせた。

 ◇馬場ふみかはデジタルツールを活用 板垣瑞生は「感情が…」 中尾暢樹は「米を炊いてました」

 ステイホーム期間中、馬場さんはデジタルツールを積極活用していたという。「仲のいい友達と、ビデオ通話アプリを使って、向かい合ってご飯を食べたりお茶したりしました。なんか、人に見られないと顔がどんどんゆるくなっていく感覚があったんですよ」

 さらに「誰にも会わないのにメークしていました。毎日(鏡に)スッピンで映る自分が嫌だったんです(笑い)。ずっと部屋着だと、自分に対するモチベーションが下がるし、『どんどんブスになる』と感じてそれも嫌でした。家の中ですけど、かわいい洋服を着たりしていました」と明かした。

 板垣さんは「この期間で感情が失われそうになりました。最低限の買い物で街に出かけたときは、イヤホンとかしないで、周囲の人のマスクごしの声をめちゃくちゃ聞いたりしていました」と述懐。

 中尾さんもそれに同調し、「(仕事が)いつ再開するか分からなくて不安に潰されそうで、いろんな人と電話していました。みんなで『(コロナ禍で仕事が減少して)これ、ヤバイよね』と話し合っていました」と告白。とはいえ、それまではあまり休みがなかった身。「(ステイホーム中は)米を炊いてました。炊きたての米、うまいですよね。自粛期間中、めっちゃ太りました」と笑った。

 役柄にちなんで、「もし自分が動画配信するなら、何をしたいか」と問われて、馬場さんは「自分の好きなことを発信したいです。美容やメークとか。最近はカラーマスカラにハマっていて、普段ピンクや赤のものをつけたりします」と回答。

 同じ質問に対して板垣さんは「(自身の顔に)カメラを向けるのではなく、ネットラジオみたいなものをやりたいです。本当にフリーに好きなことを言ってみたいです」とニッコリ。中尾さんは「現場の裏側を流したい。ドラマのメーキングとか」とイメージを膨らませていた。

 Paraviオリジナルドラマ「love distance」は、2020年初夏のとあるマンションを舞台に、コロナ禍でステイホームを余儀なくされた隣人同士の交流を描く。動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で1話8分×全10話を順次独占配信中。(取材・文/桜井恒二)

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