長澤まさみ:主演映画「コンフィデンスマンJP」劇場版第1弾、今夜放送 “七変化”、変顔&白目が炸裂 三浦春馬との“ろくろ回し”も

劇場版「コンフィデンスマンJP ロマンス編」のワンシーン(C)2019「コンフィデンスマンJP」製作委員会
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劇場版「コンフィデンスマンJP ロマンス編」のワンシーン(C)2019「コンフィデンスマンJP」製作委員会

 女優の長澤まさみさん主演で、2018年4月期に放送された連続ドラマの劇場版第1弾「コンフィデンスマンJP ロマンス編」(田中亮監督、2019年公開)が、7月18日午後9時からフジテレビ系で地上波初放送される。一見、平凡で善良そうだが大胆かつ華麗に詐欺を働く百戦錬磨のコンフィデンスマン(=信用詐欺師)のダー子を演じた長澤さんは、今作で相手をだますための“七変化”や、ハイテンションな言動、変顔など振り切った演技で観客を楽しませた。長澤さんのコメディエンヌとしての見どころと「ロマンス編」を楽しむためのポイントを紹介する。

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 ◇劇場版第1弾では占師の変装 変顔&白目も健在

 「コンフィデンスマンJP」は、ダー子たちが、さまざまな業界の華やかな世界を舞台に、壮大かつ奇想天外な計画で、欲望にまみれた人間たちから大金をだまし取る……という“痛快エンターテインメントコメディー”。ダー子は、ボクちゃん(東出昌大さん)やリチャード(小日向文世さん)らのリーダー的存在で、毎回、とんでもないターゲットと常識外れの計画を持ち込む。天才的な知能と抜群の集中力で、どれほど難解な専門知識も短期間でマスターできる才能を持っているが、どこか天然……という設定の役どころだ。

 連続ドラマでは、国税局査察部に勤める査察官、大きなサングラスに派手なメークをしたセレブな中国人バイヤーに変身したほか、キャビンアテンダント、忍者、女医などの“七変化”を見せた。劇場版第1弾では、オサカナ(=ターゲット)となるラン・リウ(竹内結子さん)の前で、モナコ(織田梨沙さん)と共に、ロングヘアのウイッグを付けた怪しい占師に変装。たどたどしい言い回しで、ランに占いを信じ込ませるシーンは見どころの一つだ。

 連続ドラマと同様、長澤さんがハイテンションな言動や、変顔、白目などを見せるシーンも健在。コメディエンヌとしての魅力が炸裂(さくれつ)した場面が随所にちりばめられている。また、同シリーズの脚本は、連続ドラマ「リーガルハイ」(フジテレビ系)シリーズなどでも知られる古沢良太さんが担当している。劇場版でも、ダー子やボクちゃん、リチャード、五十嵐(小手伸也さん)らによるせりふの応酬がリズミカルに展開し、2時間半の放送だが、ひとときも飽きさせないだろう。

 ◇三浦春馬と体を密着… 連続ドラマ版の“赤星”江口洋介 “桂”小池徹平らも登場

 劇場版第1弾のサブタイトルは「ロマンス編」と付けられており、「秘められた恋(ロマンス)」「あふれ出る思い」も“裏テーマ”として描かれる。ダー子らが狙うランの「伝説のパープルダイヤ」を巡って“天才恋愛詐欺師”のジェシー(三浦春馬さん)が登場。同シリーズは、さまざまな名作をオマージュした描写も話題となっているが、「ロマンス編」では、上半身裸のジェシーとダー子が体を密着させながら、ろくろを回す、あのハリウッドの名作恋愛映画を彷彿(ほうふつ)させるシーンも登場する。過去に因縁がありそうなダー子とジェシーの関係がどのように描かれるのかにも注目だ。

 同シリーズの醍醐味(だいごみ)といえば「コンゲーム(だまし合い)」。「ロマンス編」には、連続ドラマに登場した、日本のヤクザ・赤星栄介(江口洋介さん)、IT企業社長の桂公彦(小池徹平さん)、美術評論家の城ケ崎善三(石黒賢さん)も登場し、ダー子、ラン、ジェシー、赤星らが、それぞれ練った策の応酬で、だましだまされの戦いが描かれる。

 第1弾の地上波初放送は、「ロマンス編」の続編を描く映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」(田中亮監督、7月23日公開)の公開を記念したもの。

 劇場版第2作となる新作「プリンセス編」は、ダー子らが世界有数の大富豪一族フウ家を次の“オサカナ”(ターゲット)にしてマレーシアのランカウイ島を舞台に大暴れする。フウ家の当主のレイモンドが亡くなり、10兆円の遺産を狙った史上最大のコンゲームが展開する。その大仕掛けと共に、ダー子が女子高生ルックからパーティードレスまで“七変化”を大幅に上回る“29変化”を披露。相変わらずのハイテンションな言動や変顔、映画「MOTHER マザー」に続いて?”お母さん”を演じる長澤さんのキレキレの演技など、さらにパワーアップした劇場版新作の公開に期待が高まる。

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