傳谷英里香:女優業に邁進 「ベビレ」解散から2年「『順調だね』と安心して見ていただけるように」

連続ドラマ「未満警察 ミッドナイトランナー」に出演中の傳谷英里香さん
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連続ドラマ「未満警察 ミッドナイトランナー」に出演中の傳谷英里香さん

 2018年に解散したアイドルグループ「ベイビーレイズJAPAN」でリーダーを務めていた傳谷英里香さん。現在、人気グループ「Sexy Zone」の中島健人さんと「King & Prince」の平野紫耀さんがダブル主演を務める連続ドラマ「未満警察 ミッドナイトランナー」(日本テレビ系、土曜午後10時)に出演し、本間快(中島さん)と一ノ瀬次郎(平野さん)の警察学校の同期・鷹木真琴として奮闘している。今回、役作りのため髪を30センチカットしたほか、台本にはない役のプロフィルを、「想像しながらできるだけ自分で埋める作業をしました」と明かす傳谷さんに、女優業への思いなど聞いた。

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 ドラマは警察学校を舞台に、理論重視で頭脳派タイプの本間快と、感情先行型で肉体派タイプの一ノ瀬次郎という“警察未満”の2人の成長を描く物語。本間と一ノ瀬が学校の授業で得た知識を駆使して難事件に挑み、お互いの足りない部分を補いながら最高のバディーになっていく姿を描いている。

 傳谷さんいわく、演じる鷹木真琴は「世間一般で言うところの“あざとい”一面をもつ女性」。一方で、「警察官を目指すって、相当な覚悟がいること」とも感じているようで、「演じる上ではあざとさの濃度の調整は細かく考えたりはしています」と語る。

 役作りでは髪を切った以外にも、真琴の“過去”にも思いをはせた。「人間的な土台となるのは過去。過去があるからこそ今があると思っているので、いわゆるプロフィルを、彼女がいつ生まれて、どうやって育ってきたのか、警察を目指すきっかけとなる出来事はなんだったのかなど、想像しながらできるだけ自分で埋める作業をしました」と明かす傳谷さん。

 第2話(7月4日放送)では、真琴がシングルマザーであることが明かされたが、傳谷さんは「事前にどれだけ教育費にお金がかかるのか、どれだけ大変なのか調べたりもしました」とも話していて、「あとは鷹木真琴は自分の人生で何を成し遂げたいのか、真の目的は何なんだろう、このせりふはどういう思いで言っているんだろうって考えたりもしますし、過去のことがあった上でのあざとさみたいなものは意識して演じているので、彼女のあざといだけではないっていう部分が少しでも見えてくれば」と役への真摯(しんし)な思いをのぞかせていた。

 さらには「とにかく今はお芝居をたくさんやりたくて、いろいろな役に触れて経験値を上げていきたいです」と目を輝かせる傳谷さんは、「自分ではない誰かの人生を経験できて、誰が演じるかによって役の見え方が変わってくるのがお芝居の面白いところだと思います。悲しい経験一つとっても、お芝居に生かせるなら、それは自分にとってプラス。どんな楽しいことも嫌なことも、プラスに変えられるのがお芝居で、そこは本当に魅力的だなって感じています」と声を弾ませる。

 今年の9月でグループ解散から丸2年となるが、「漠然とした不安はもちろんあるのですが、とはいえ、やりたいことはしっかりと決まっているので。ネガティブならず、するべきことにどう向き合えるかは、常に考えて過ごしているので、確実に前を向けてはいるのかなって思います。自分で順調なのかどうかははっきりと分かりませんが、昔からのファンの方を含めて周囲から『順調だね』と安心して見ていただけるように頑張りたい思います」と力を込めていた。

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