半沢直樹:「倍返し」超えなるか? 「恩返しです!」「お、し、ま、い……DEATH!」「わびろ」 “新名言”続々爆誕

連続ドラマ「半沢直樹」のワンシーン(C)TBS
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連続ドラマ「半沢直樹」のワンシーン(C)TBS

 初回視聴率22.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)から右肩上がりに視聴率を伸ばしている俳優の堺雅人さん主演の連続ドラマ「半沢直樹」(TBS系、日曜午後9時)。2013年に放送された前シリーズでは、半沢(堺さん)の名ぜりふ「倍返し」が「2013年ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞を受賞した。続編では、香川照之さん演じる大和田暁の「恩返しです!」「お、し、ま、い……です!」、市川猿之助さん演じる伊佐山泰二の「わびろ」といったせりふが早くも大きな話題となり、ドラマファンを沸かせている。第2話までに登場した“新名言”を振り返る。

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 ◇「倍返し」 7年ぶり再登場に視聴者歓喜

 「半沢直樹」は、池井戸潤さんの「半沢直樹」シリーズが原作。前作は「オレたちバブル入行組」と「オレたち花のバブル組」を映像化。東京中央銀行の半沢が、銀行の内外に現れる敵と戦い、組織と格闘していくさまを描いた。最終回に42.2%という高視聴率を記録した大ヒット作だ。

 新シリーズは、「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」を実写化。東京セントラル証券の営業企画部長となった半沢に巻き起こる事件を描く。これまでのストーリーは、東京セントラル証券が、新興IT会社「スパイラル」の買収を画策する大手IT企業「電脳雑伎集団」からアドバイザー契約を申し込まれる。しかし、東京セントラル証券の親会社である東京中央銀行が、電脳雑伎集団とのアドバイザー契約を横取り。その後、東京セントラル証券がスパイラルとアドバイザー契約を結び、全面戦争に突入した……。

 「半沢直樹」といえば、代名詞でもある「倍返しだ!」を聞きたかった視聴者も多いだろう。東京中央銀行と電脳雑伎集団が契約を結ぶ計画を裏で糸を引いていたのが、伊佐山。尊敬していた大和田に土下座をさせた半沢に恨みを持つ伊佐山は、半沢がいる東京セントラル証券に不良案件を処理させるなどの嫌がらせを強いた。随所に「倍返しだ!」が飛び出してもおかしくないシチュエーションはあったものの、半沢の口から出てくることはなかった。

 しかし、同話のラストで、親会社に買収案件を横取りされたことに怒った半沢が伊佐山の元へ乗り込むと、「やられたら、やり返す。倍返しだ!」とついに登場。SNSでは「倍返し、帰ってきた!」「半沢直樹、お帰り!」「とことん追い詰められての倍返しは、もはや様式美」といった声が上がって大盛り上がりし、7年ぶりの再登場を楽しんだ。

 ◇大和田は「恩返しです」「お、し、ま、い……DEATH!」に「新名言!」

 半沢にとっての“父のあだ”大和田は、今回の原作「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」には登場しない、ドラマ続編の“オリジナルキャラ”となっている。半沢に不正を暴かれ銀行マン生命を絶たれそうになったが、中野渡頭取(北大路欣也さん)派へとくら替えした大和田が、中野渡頭取に「やられたらやり返す。施されたら施し返す。恩返しです!」と大声で“忠誠”を誓うシーンが登場。第1話にもかかわらずハイテンションの演技とともに繰り出された新名言に視聴者からは「面白すぎます!」「倍返しVS恩返し」「名言いただきました!」「流行語狙ってますね」といった声がSNSに書き込まれた。

 そして、続く第2話で視聴者が最も沸いたのが、「お、し、ま、い……DEATH!」だ。大和田が電脳雑伎集団の騒動の責任を負わされ、出向させられそうな半沢に「何なら私が何とかしてあげようか。私から人事に口を利いてやってもいい。君の態度次第だがね~」と持ちかけると、半沢は「自分の身は自分で守ります」と拒否。そんな半沢に向かって、大和田が「そんなものは守れません」「君はもうおしまいです。お、し、ま、い……です!」と首をかききるポーズで言い放つと、視聴者は「おしまいDEATHわろた」「腹筋がおしまいです(笑い)」「新名言キター!」と沸き立った。

 ◇“ヒール”伊佐山「わびろ」 “黒崎”片岡愛之助は「お仕置きしてあげる」

 今回の続編で、最も“ヒール”として輝いているのが伊佐山だ。そんな伊佐山から、第2話で名言が誕生した。半沢に、スパイラルと「フォックス」との提携計画を潰された伊佐山が、半沢に口パクで「わびろ」、「聞こえない? わびろ! わびろ、わびろ、わびろ、わびろ、わびろ。わびろ、半沢~!」と“わびろ8連発”で、まくし立てると、視聴者が「今週のパワーワード」「思い出して、何回も笑う」「耳から離れない」と、沸き立った。

 毎話、「倍返し」「恩返しです」「お、し、ま、い……DEATH!」「わびろ」など、“新名言”が誕生している今作。第3話からは、片岡愛之助さん扮(ふん)する“オネエ言葉”の黒崎駿一が、ついに登場。同話の予告映像では、黒崎が“オネエ言葉”で「ずいぶんと『おいた』してるんじゃないの?」「私がお仕置きしてあげる」と、半沢を挑発する姿が収められており、新たな“パワーワード”が降臨するのか期待が高まるばかり。今後も、半沢、大和田、伊佐山、黒崎、そして“クセの強い”キャラクターたちから、どんな言葉が聞けるのか……。8月2日放送の第3話から目が離せない。

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