半沢直樹:いよいよ「“オネエ”に磨きかかった」“黒崎”片岡愛之助が登場 ドラマオリジナルの展開に

連続ドラマ「半沢直樹」のワンシーン(C)TBS
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連続ドラマ「半沢直樹」のワンシーン(C)TBS

 俳優の堺雅人さんが主演を務める連続ドラマ「半沢直樹」(TBS系、日曜午後9時)の第3話が8月2日放送される。同話では、2013年放送の前シリーズで人気となった“オネエ言葉”が特徴の金融庁検査局主任検査官・黒崎駿一(片岡愛之助さん)が、いよいよ登場。池井戸潤さんの「半沢直樹」シリーズ「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」を実写化する新シリーズだが、黒崎が半沢のいる東京セントラル証券に来るという展開は、原作にないドラマオリジナルのものだ。制作発表で愛之助さんは「“オネエ”に磨きをかけて頑張っています」と名言。黒崎の目的とは? そして、どんな形で視聴者を楽しませてくれるのか……。

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 ◇東京セントラル証券・半沢の元に来た黒崎の目的は…

 前シリーズは「オレたちバブル入行組」と「オレたち花のバブル組」を映像化。東京中央銀行の半沢が、銀行の内外に現れる敵と戦い、組織と格闘していくさまを描いた。最終回に42.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という高視聴率を記録した大ヒット作。

 黒崎は、「銀行はしょせん金貸し」という考え方を持ち、何かと銀行を目の敵にしている。気に入らない相手には、甲高い声の“オネエ言葉”で徹底的に追い詰める。失敗した部下の“急所をわしづかみ”するなど異様な存在としてドラマを彩るとともに、視聴者の心もがっちりわしづかみにした。前シリーズでは、西大阪スチールの東田社長(宇梶剛士さん)の脱税を調べる課程で邪魔となる半沢を「目障りね~」と敵視。そこから、2人の因縁が始まった。

 新シリーズは、半沢が出向している東京セントラル証券が、新興IT会社「スパイラル」の買収を画策する大手IT企業「電脳雑伎集団」からアドバイザー契約を申し込まれるも、東京セントラル証券の親会社である東京中央銀行が、契約を横取りした。その後、東京セントラル証券がスパイラルとアドバイザー契約を結び、全面戦争に突入している。

 そんな折、突然、黒崎率いる証券取引等監視委員会が東京セントラル証券に立ち入り検査にやってくる……という展開だ。半沢のところに来た目的などは、第3話を見ないと分からない。

 ◇続編は“オネエ”に磨きがかかった黒崎に

 原作の黒崎も“オネエ言葉”で話をしているのだが、ドラマの黒崎は、演じる愛之助さんと前作でもメガホンをとった福澤克雄監督が試行錯誤して完成させたキャラクターだ。愛之助さんは、今シリーズの制作発表会見で、撮影現場では「台本にないせりふが追加される」と話し「(監督を)喜ばすために、いろいろな(芝居の)パターンをやっている」と明かした。

 会見に同席した堺さんが「あんなにパターンを撮っているのは、愛之助さんだけ」と明かし、愛之助さんと福澤監督による黒崎への力の入れようも伝えた。愛之助さんは、自信たっぷりの表情で「“オネエ”に磨きをかけて頑張っています。よろしく、ネ!」と意気込みを語っており、よりパワーアップした“オネエ黒崎”が作品をより際立たせてくれることは間違いなさそうだ。

 第3話の予告映像では、黒崎が半沢に「ずいぶんと『おイタ』してるんじゃないの?」「アタシが代わりにお仕置きしてあげる」と挑発するシーンが収められている。今回は、半沢とどのように関わるのかは同話で明かされるが、視聴者としては、半沢が黒崎と再び対立し、黒崎に“金切り声”を出させるシーンが再び見られるのかワクワクするところ。今後の展開から目が離せなくなりそうだ。

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