話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、 川原礫(れき)さんの人気ライトノベルが原作のテレビアニメ「ソードアート・オンライン(SAO)」シリーズの「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld」の第2クールです。アニプレックスの丹羽将己プロデューサーに作品の魅力を語ってもらいました。
ウナギノボリ
解説:新たな“最高峰”を目指したガンプラ 45周年のこだわりとは
原作刊行から11年、アニメ1期放送から9年、長きにわたって国内外問わず多くのファンに愛されてきた「ソードアート・オンライン」シリーズは、世界初のフルダイブ型VRゲームが突如、デスゲームへと変貌し、そこで命を懸けて戦う主人公キリトが、さまざまなゲーム世界で仲間と共に強敵を倒していく物語です。
現在放送中の<<アリシゼーション>>編最終章は、初期のシリーズから紡がれてきた物語の一つの帰結であり集大成といえる内容になっています。本作では主人公のキリトが心に大きな傷を負い、心神喪失状態に陥り、その間に彼の仲間たちが世界を巻き込む最大の絶望の淵(ふち)に立たされます。大切な人たちのためにキリトは再び剣を取れるのか? この復活と逆転劇が最大の魅力だと思います。
心がけたことはハードルを上げていくことです。そこら中で自分は「今回のクールが集大成だからすごいフィルムができるよ」と言ってまして、アニメスタッフには嫌がられるんですが……。でも、この長い制作期間の中でどんなに苦しい状況でも熱い気持ちでアニメを作っているスタッフの顔を何度も見てきているので、このチームがここ一番でさらに最高のものを作ってくれると心から信じてました。
A-1 Picturesの金子敦史プロデューサーなんて自分の作った映像なのに、それを見て何度泣いてたか、熱い人なんですね。完成された映像は、そんなスタッフの熱とか想(おも)いがこれでもかってくらい乗っかっていて、自分のハードルなんて遥かに超えていましたよ。アクションは、菅野芳弘さんと丸山大勝さんが大暴れしてくれてますよね、圧巻です。
--作品を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったことは?
大変だったことはやはり主役不在の時間がとても長かったことです。いつキリトが復活するんだ?と思ってるのは、視聴者の皆さんだけじゃなく、自分たちも一緒なんです。キリトなしでこの作品は戦えるのか? それだけ彼は作品にとって大きな存在なんです。それでもこれまでに登場したほかのキャラクターたちで物語を紡いでいけるというのは、長く続く「SAO」ならではだと思います。
とは言いつつもうれしかったことはやっぱりキリトにもう一度会えたことです。ずっと会えなかった人にやっと会えるって、それは普遍的な感動がありますよね。それにしても彼の場合は本当に長かったですね……。
というわけでようやくキリトが復活しましたが、いまだアンダーワールドが危機的状況なのは変わりませんし、現実世界のオーシャン・タートル内部でも戦いは続いています。どのような形で物語が帰結するのか、そして「SAO」ならではのエンディングを楽しみにしていてください。4クールの長きに渡った<<アリシゼーション>>編、英雄キリトの最後の戦いをぜひ見届けてください。
--ファンへ一言お願いします。
企画当初の予定では、今ごろは放送がとっくに終了していたはずでしたが、そう簡単にはいかず予想以上にファンの皆さんをお待たせすることになってしまいました。残すところあと少しですが、お待たせしたからには、最後まで最高のフィルムを届けられるようスタッフ一同全力でやり切りますので、もう少しだけお付き合いお願いします。
アニプレックス プロデューサー 丹羽将己
高橋しんさんの人気マンガ「最終兵器彼女」が、小学館のウェブサービス「ビッコミ」で全話無料配信をスタートした。4月27日から神戸マルイ(神戸市中央区)で同作のポップアップストアがオ…
電撃文庫(KADOKAWA)の人気ライトノベルが原作のテレビアニメ「魔法科高校の劣等生」の第3シーズンのスティープルチェース編のPV、キービジュアルが公開された。さまざまな思惑が…
暁なつめさんのライトノベルが原作のアニメ「この素晴らしい世界に祝福を!(このすば)」のテレビアニメ第3期の放送を記念して、マンガ「ポプテピピック」などで知られる大川ぶくぶさんが描…
テレビアニメ「ポケットモンスター」(テレビ東京系)の5月3日に放送される第48話「輝け!炎とアートのきらめき」に、パルデア地方ボウルタウンのジムリーダー・コルサと、チャンピオンラ…
「チェンソーマン」などで知られる藤本タツキさんのマンガが原作の劇場版アニメ「ルックバック」の入場者特典として、原作のネームを全ページ掲載した「Original Storyboar…