浜辺美波:「ふりふら」で初キスシーン “縁がある”北村匠海に「すべてお任せ」

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映画「思い、思われ、ふり、ふられ」に出演した浜辺美波さん

 女優の浜辺美波さんが出演している映画「思い、思われ、ふり、ふられ(ふりふら)」(三木孝浩監督)が8月14日に公開される。同作は、マンガ誌「別冊マーガレット」(集英社)で連載された咲坂伊緒さんのマンガが原作で、4人の高校生男女の恋模様が描かれる。浜辺さんは、2017年に公開された映画「君の膵臓(すいぞう)をたべたい(キミスイ)」で共演した北村匠海さんと再共演。初のキスシーンにも挑戦している。浜辺さんに初キスシーンや神戸ロケなど撮影エピソードについて、また映画の見どころ、女優の仕事などについて聞いた。

 ◇脚本を読んで「すごく前向きになる終わり方」に「撮影が楽しみに」

 「思い、思われ、ふり、ふられ」は、山本朱里(浜辺さん)、山本理央(北村さん)、市原由奈(福本莉子さん)、乾和臣(赤楚衛二さん)という4人の高校生男女の恋模様が描かれる。原作のマンガをアニメ化した劇場版「思い、思われ、ふり、ふられ」(黒柳トシマサ監督)も9月18日に公開される。

 浜辺さんは今作のオファーが来たとき、「咲坂先生のマンガが大好きなので原作を読んでいたんです。だからストーリー展開は知っていたんですが、原作はそのときまだ完結していなかったので、4人の高校生の物語がどう終わりを迎えるのか、すごく気になっていたんです。脚本を読んだときに、4人の青春がちゃんと凝縮されて描かれていて、最後はみんなの気持ちがすごく前向きになる終わり方が描かれていたので、映画としてすごくすてきな作品になるんじゃないかなと、撮影が楽しみになりました」と明かす。

 浜辺さんは、北村さんと「キミスイ」以来、実写では3年ぶりに共演した。3年前は「(『キミスイ』での)関係性もあって、微妙な距離感がありました。あまり会話もしなかったですし、ずっと敬語で話してたんです」という浜辺さん。

 だが、今作では「(製作が)始まるときに、監督から『主要なキャラクターの4人は同級生だし、特に朱里と理央は義姉弟の役だから、“ため口”でやってください』と言われたので、そこで、分け隔てなくため口で話すようになったんです。そこからすごく距離が縮まって、待ち時間もみんなでちょくちょく話すようになりましたし、匠海くんとの距離も一気に縮まったような感じがしました」と笑顔で振り返る。

 そして今作で浜辺さんは、北村さんを相手に初めてキスシーンに挑戦した。雨の中、2人で傘をさしながら北村さんから浜辺さんにキスをするシーンで、「初めてのキスシーンだったので、本当に(キスをするのが)自分からじゃなくてよかったなって(笑い)。それも相手が匠海くんということで、私にとって、このお仕事をしていてとても印象的な作品(『キミスイ』)の相手役の方が、3年の時を超えて、別の役として大事な初のキスシーンでご一緒するということで、本当に縁があるなあって思いました。撮影のときは、すべてお任せしていました」と身を委ねたという。

 ◇咲坂作品は「青春がキラキラ」

 同じマンションに住み、同じ学校に通うタイプの異なる4人の高校生が通う学校のシーンなどは、神戸でロケが行われた。

 浜辺さんは、神戸ロケの印象的なシーンとして、文化祭のシーンを挙げる。「あのシーンは実際の高校の校舎を借りて、その高校の生徒さんがエキストラとして出てくれました。関西の方たちだったからか、人懐っこく話しかけてくださって、『盛り上がって!』と言われると、本当の文化祭かな?というくらいワーワーってめちゃくちゃ盛り上がっていました。久しぶりに学生時代の青春を味わったような感じもして、すごく印象に残りました。楽しかったですね」と振り返る。

 また浜辺さん演じる朱里の印象的なシーンとして「赤楚さん演じる乾くんに写真を撮ってもらうときのカメラのファインダーの中の朱里」のシーンを挙げる。「憧れのシチュエーションでもあるんですけど、好きな人が撮ってくれるカメラに向ける顔って女の子は違うんだろうなって、演じていてすごく思いました。あいまいな(状態の)中でのあの表情、切ない感じとか、すごくキュンとしました」と語る。

 その場面も含めて、浜辺さんは「咲坂先生のマンガは(『ふりふら』と合わせて3部作となる)「ストロボ・エッジ」「アオハライド」もそうなんですけど、学生のときに読んだら、恋愛ってすごくいいなと思うのと同時に、青春がすごくキラキラして見えて、青春って今しかないものなんだ、楽しまなきゃいけないってすごく感じるお話を描かれていると思うんです。『ふりふら』も青春とか、刹那(せつな)的な部分が描かれているので、学生さんには全力で今、学生生活を楽しもうと思ってもらえたらうれしいなと思います。もう学生でない方には、自分の青春を思い出しながら見ていただきたいです。幅広い方々に見ていただけて、じんわりと心にしみ込んでくるような、キラキラ輝いている青春映画」と作品の魅力を語る。

 ◇原作ものを演じる上では…

 浜辺さんは今年、映画は今作と、公開待機作に「約束のネバーランド」があり、ドラマは俳優の横浜流星さんとダブル主演の連続ドラマ「私たちはどうかしている」(日本テレビ系、水曜午後10時)が8月12日にスタートした。

 女優の仕事については、「自分に向いているかどうかは、自分では全く分からないんですが、すごく好きで、このお仕事があるから、すごく楽しい日々を送れているんだなと感じています」という。

 引く手あまたの現状については、「自分ではそういう意識はないんですけど、人とのご縁、作品とのご縁にすごく恵まれているなと感じるので、そういうご縁に対して感謝の気持ちを忘れずに、これからも楽しんでいけたら。また、たくさんのご縁に恵まれるといいなと思っています」と真摯(しんし)に語る。

 マンガ原作の作品に出演することも多いが、「実写でどれくらい再現をするのか、キャラクターを重視して、どれくらいキャラクター感を出すのかを考えています」という。今作については「今回は“美しくはかなく”というテーマがありましたので、そこまでキャラクターは意識しすぎないようにしました。三木監督からは、朱里らしさの部分で、印象的なシーンにするために、ところどころ『ちょっと大きめな演技を』とご指導いただきました」と明かす。

 劇中で4人はそれぞれの結末を迎える。浜辺さんに4人のその後を想像してもらうと……。「みんな仲良く、長く付き合ってほしいところはありますが、いろいろあって、みんな別の道に行くんじゃないかな。それぞれいい恋愛をして、特に(浜辺さん演じる)朱里は恋愛もですけど、英語を使って、通訳のお仕事の道を考えてもいるので、人として成長しながら、それぞれ別の道を歩んで、成人式とか誰かの結婚式とかでまた会って、ご飯を食べたり、お酒を飲んだりするような仲になっていくんじゃないかなと思います」と思いをはせていた。

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