明日海りお:元宝塚トップ「何でも演じたい」 今後の女優業にも意欲満々

テレビ
明日海りおさん

 宝塚歌劇団で、5年以上にわたり花組トップスターの座を守り続けた明日海りおさん。そんな明日海さんにフィーチャーした「宝塚への招待明日海りおスペシャル」が8月29日、WOWOWライブで放送される。2019年11月に宝塚を退団し、今年1月から芸能活動をスタートした明日海さんに、番組や宝塚への愛、今後の活動について聞いた。

 ◇「いいよなと確信しました」

 番組では、2019年2月22日に収録され、明日海さんがジャコモ・カサノヴァ役で主演を務めた花組の演目「CASANOVA」を放送。同作で共演したベアトリーチェ役の仙名彩世さんと、ステージの模様を語り合う(副音声解説)。

 明日海さんは収録を振り返って「仙名さんとの収録はとてもリラックスして、懐かしい話をトークする楽しい時間でした。宝塚を卒業して半年以上たちますけど、やっぱり宝塚の話をするとその時がよみがえってきます。『実はこうだった』『もうちょっとこうしていれば良かったな』という裏話もありますし、今後についての思いも語っています」と解説した。

 さまざまなダンスナンバーが盛り込まれた「CASANOVA」は、明日海さんにとって退団公演の一つ前の作品。「ストーリーが明るく、気軽に楽しめる作品です。私としては、伸び伸びしつつも、一回一回の舞台をとても愛おしく感じていて……。楽しい思い出しかありません」と振り返る。

 1000人以上の恋人がいたという、自身が演じたカサノヴァに関して「とても女性にモテる役です。皆からキャーキャー言われてうれしかったです(笑い)。役柄としては大人の男性だったので、アドリブを挟みつつ、共演者との芝居を楽しんでいました」と話す。映像を見て思わず「当時のポイントで歌いだしちゃったりしました。楽しかったときの感覚が、体にみなぎる感じがして、私が最初に宝塚を見たときのトキメキと通ずるものがありました。舞台っていいよな、宝塚っていいよなと確信しました」と語る。

 言葉の端々に、16年過ごした宝塚への愛情があふれる明日海さん。戻りたい気持ちはあるか聞かれると「戻っても大丈夫ですけど、やめときます(笑い)」とやんわり否定。「戻るとしたら大変だと思います。(在籍中は)どんなにゆとりを持って楽しんでいても、コンディションとか、全てを懸けて公演に集中して男役に懸けてやっていました。あれをやるとなったらえらい騒ぎだとも思いますので……大丈夫です」と笑顔を見せた。

 ◇今後の活動に期待感「今まで出会ったことのないものに出会えるかも」

 明日海さんは、6月26日に誕生日を迎えたばかり。「仲間と一緒に過ごせない誕生日はほぼほぼ初めてで、何か不思議な感じがしました。今年は、ファンクラブの会員さんと生配信できる企画を用意しました。直接ではないですけど、会話したり、コメントを寄せていただいて、それを読んだりしました」と、新しい形でのファンとの触れ合いににっこり。

 ステイホーム期間中、元星組トップスター・柚希礼音さんの呼びかけに賛同し、元宝塚歌劇団トップスター19人の1人として、YouTube上で宝塚時代のナンバー「青い星の上で」を披露。ファンを中心に注目を集め、瞬く間に100万回以上の再生数を記録している。「礼音さんから連絡をいただいて、皆でやろうということになりました。いろいろ相談しながら、曲や(動画の)タイトルを決めていきました。久しぶりに歌えて気持ちよかったです」と笑顔を見せた。

 他方、コロナ自粛で停滞するエンターテインメントへの思いもひとしおだ。「命が最優先ではありますが、私はこれまでエンターテイメントに命を掛けてきたんだな、と改めて思いました。生きがいでもあるし、トキメキややりがいとか……全てが詰まっています。『私にとってエンターテインメントは必需品なんだ!』という皆様にちゃんと供給される日まで、元気で生きてほしいです」。

 「目の前にあることを丁寧に」と言う明日海さんに、今後の活動についてたずねると「今は難しい時期で、こうやって番組の収録をしたり、取材を受けたりすると、歌いたいな、体を動かして踊りたいな、お芝居をして何かの役になりたいなと思います。(演者として)凝り固まりたくないので、依頼があれば何でも演じたいです。そうすれば、今まで出会ったことのないものに出会えるかもしれません」と笑顔で答えた。

 宝塚の元トップスターらしいりんとしたたたずまいと柔和な雰囲気を兼ね備え、終始ほほ笑みを絶やさない明日海さん。さまざまな可能性を感じさせる明日海さんの今後に注目したい。

 「宝塚への招待明日海りおスペシャル」は8月29日、WOWOWライブで放送。(取材・文・写真:桜井恒二)

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