VR能 攻殻機動隊:伝統と最新技術が融合 原作に忠実な台本 能の技術や構成を壊さないように

「攻殻機動隊」の能舞台「VR能 攻殻機動隊」(C)士郎正宗・講談社/VR能 攻殻機動隊製作委員会
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「攻殻機動隊」の能舞台「VR能 攻殻機動隊」(C)士郎正宗・講談社/VR能 攻殻機動隊製作委員会

 士郎正宗さんのマンガ「攻殻機動隊」の能舞台「VR能 攻殻機動隊」が8月21日、世田谷パブリックシアター(東京都世田谷区)で開幕した。伝統芸能と最新技術が融合した能舞台となり、この日に開催されたトークショーで脚本の藤咲淳一さんは「攻殻機動隊を能にするということで奥(秀太郎)監督から話がありまして、どうしたらいいんだろうな?というところから始まりました。でも原作をベースにするということで、心置きなく僕の中にあった攻殻で能ができる部分を抽出して、脚本や構成を考え、川口(晃平)さんとかにうまく言葉をすくっていただき今回のお披露目となれました」と語った。

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 能楽師の坂口貴信さんは「なるべく能の基本的な技術や構成を壊さないように、最初に奥さんにお願いしたのは、原作に忠実な台本にしてほしいということでした。それを具体化していくことで、能の技術もなるべく基本のものを使って構成するように努めました」と話した。

 VR能は、VRゴーグルなしで仮想現実空間を再現する能舞台。「VR能 攻殻機動隊」は、舞台「ペルソナ」シリーズや舞台版「攻殻機動隊ARISE」などの奥さんが演出を手がけた。上演は23日まで。

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