中山優馬:WOWOW連ドラで憧れの伊藤英明と共演 「小学生の頃、映画を4回見た」 “トッカイ”チームの最若手メンバーに

「連続ドラマW トッカイ ~不良債権特別回収部~」に出演する中山優馬さん=WOWOW提供
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「連続ドラマW トッカイ ~不良債権特別回収部~」に出演する中山優馬さん=WOWOW提供

 俳優の中山優馬さんが、伊藤英明さんが主演を務めるWOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW トッカイ ~不良債権特別回収部~」に出演することが8月29日、分かった。中山さんが演じるのは、伊藤さん扮(ふん)するリーダー・柴崎朗と共に、不良債権の回収に奮闘するチームの最若手メンバー・葉山将人役。伊藤さんについて「憧れる方の一人です」と話し、「自分も作品の力の一部になれるよう頑張ります」と意気込みを語っている。

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 バブル経済崩壊後の1996年を舞台に、悪質債務者への取り立てを任務とする「不良債権特別回収部(トッカイ)」の熱き闘いを描く作品で、中山さん扮(ふん)する葉山は、経営破綻した住宅金融専門会社(住専)出身で、銀行からの出向組である柴崎としばしばぶつかり合うも、次第にリーダーとしてチームを引っ張る柴崎の姿に尊敬の念を抱いていく。

 ドラマは、清武英利さんの小説「トッカイ ~バブルの怪人を追いつめた男たち~」が原作。WOWOWの開局30周年を記念して制作される。住専の不良債権処理のため6850億円の税金を投入し、国民の怒りを買った政府。その失政のツケを負わされるかのごとく集められた柴崎ら悪質債務者への取り立てを任務とする「不良債権特別回収部(トッカイ)」のメンバーが、バブル経済で踊った怪商、不動産王、暴力団らと対峙(たいじ)し、国民の税金を守るために命を懸けた熱き闘いを繰り広げる……というストーリー。映画「空母いぶき」「Fukushima 50」などの若松節朗さんが監督を務める。

 2021年にWOWOWプライムで放送。全12話で、第1話は無料放送される。

 ◇中山優馬さんのコメント

 ーー本作のオファーを受けた際の気持ちや葉山将人役への意気込みを。

 日本で本当に起きた重大な歴史的問題。このような重厚な作品に出させていただけること、プレッシャーもありますが大変光栄に思います。いろんな出身の方が集い精鋭となってこの問題に立ち向かっていくという台本を読んで、改めて本当に信じられないことが、今、僕たちが生きている日本で起きていたんだと理解しました。葉山将人は大阪の出身です。僕自身も大阪の出身なので、文化、言葉、血をたぎらせて精いっぱい演じさせていただければと思います。

 ーー伊藤英明さんとの初共演についてや、初の若松監督作品出演について。

 若松監督の作品は、繊細さと熱量にいつも見入ってしまっていました。どんな方なんだろうと思いながら現場に入ったのですが、優しい説明や明るくディレクションしていただいて今は現場にとても居やすく、そのせいか前のめりな気持ちで演じさせていただいています。

 伊藤さんとは初めてご一緒させていただくのですが、小学生の頃、母と伊藤さんの映画を見に行き、その後母に懇願して、計4回その作品を映画館で見ました。憧れる方の一人です。伊藤さんをはじめすてきなキャストの方々と共演させていただけるので、自分も作品の力の一部になれるよう頑張ります。

 ーー視聴者の皆様へメッセージを。

 今の僕たちの世代、そしてもっと若い世代はこの住専問題を知らないのではないかと思います。ですが今を生きている僕たちにとってこの問題は知っておくべきことなのだと思います。そして、当時この問題と真正面から向き合ってくれた先輩たちの頑張り、苦しみがドラマの中だけではなく、実際にあったことなのだと受けとめていただきたいと思います。

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