わたしの宝物
第5話 手に入れた幸せとバレた嘘・・・修羅場が始まる
11月14日(木)放送分
女優の浜辺美波さんと俳優の横浜流星さんがダブル主演を務める連続ドラマ「私たちはどうかしている」(日本テレビ系、水曜午後10時)。浜辺さんは、和菓子職人の花岡七桜(はなおか・なお)を演じており、視聴者からは「最高に可愛い」「目の演技がすごくいい」「横浜流星くんとのコンビが尊い」などの声が上がっている。今作を手がけ、昨年放送された「あなたの番です(あな番)」でも話題を集めた鈴間広枝プロデューサーは、「ブレない強さ、というのが七桜ちゃんのイメージにぴったりだなと思った」と浜辺さんについて話す。浜辺さんの起用理由や、撮影現場での様子を聞いた。
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ドラマは、女性マンガ誌「BE・LOVE」(講談社)で連載されている安藤なつみさんの同名マンガが原作。和菓子職人の花岡七桜と、創業400年の老舗和菓子屋のクールな跡取り息子、高月椿(横浜さん)が、15年前に起こった和菓子屋「光月庵」主人の殺人事件を巡り、運命に翻弄(ほんろう)されながらも強くひかれ合う“ラブミステリー”。
浜辺さんは、横浜さんとのキスシーンや、大人っぽいラブシーンにも挑戦しており、SNSなどでは「2人のシーン美しすぎた」「ラブシーンのインパクトすごすぎた」と話題を集めている。また、観月ありささん演じる今日子とやり合う姿も注目を集めており、「二人の演技力の相乗効果がすごい」という意見も上がっている。
「あな番」を手がける前となる2018年の年末ごろ、2020年向けの企画を考えていたという鈴間さんは、「オリンピックだし、和風なものがやりたい」という思いから原作マンガに出会った。原作者の安藤さんからの要望もあり、キャスティングは原作通りの年齢設定で進められたのだという。
浜辺さん演じる七桜は、幼なじみの椿の証言で母が逮捕されたため、椿を憎んでいる和菓子職人。真っすぐで、どんな逆境にもめげない芯の強さを持つ。再会した椿からプロポーズを受け、正体を隠したまま、老舗和菓子屋・光月庵に乗り込む……という役どころだ。
そんな七桜に浜辺さんを起用した理由について、鈴間さんは「すごく凛としていて、黒髪で、目力も強くて。どれだけ(観月さん演じる今日子に)いじめられてもへこたれない強さがある。ブレない強さ、というのが七桜ちゃんのイメージにぴったりだなと思って」と明かす。
浜辺さんは、2000年8月29日生まれ。石川県出身。2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディションニュージェネレーション賞受賞。2017年公開の映画「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」の演技が高く評価され、「第41回日本アカデミー賞」新人俳優賞などを受賞した。映画化もされたドラマ「賭ケグルイ」(MBS・TBSほか)では、一見すると清楚(せいそ)な美少女だが、ギャンブル狂のヒロイン・蛇喰夢子(じゃばみ・ゆめこ)がハマリ役などと話題になった。
浜辺さんの印象について、「圧倒的に和が似合う。古風というか、王道な感じがする女優さんだなと思っていて」と話した鈴間さん。「『賭ケグルイ』や、(浜辺さんが謎の美少女探偵を演じた)『屍人荘の殺人』など、わりと面白くてきゃぴっとした役や、ちょっとぶっ飛んだ役が多いという中で、ちょっと大人というか、リアルな主人公っていうお芝居を見てみたいというところもありました」と明かす。
また、「19歳(当時)と思えないような役作りをされていた」といい、「(台)本読みの時点から、七桜がヘビーな過去を背負っているということをしっかり理解していただいて、ものすごくちゃんと落とし込んで、大人っぽく演じていただいた。こんなに低い声出るんだ! さすがだなと思いました」と続ける。
浜辺さんといえば、透き通るような透明感も印象的だが、鈴間さんは「『ピュアだよね、世間知らないよね』って感じじゃない。すっごいしっかりしています」と話す。「(サバサバとした様子で)『ごめんなさい、もっかいお願いします』みたいなところもある」と明かし、「11歳ぐらいでこの業界に入られて、キャリアも長いですし、自分が20歳の頃と比べたら、どれだけ大人なんだって(笑い)」と驚きを隠せない様子。
「“座長”って感じの落ち着いた対応をされていると思ったら、横浜さんの表情ひとつで笑いのツボにハマってNGを連発したり、かわいい動物やおいしそうなお菓子に共演者の皆さんとキャッキャしているときもある。年相応の可愛らしさも持ち合わせているのに、お芝居になるとほんとに地に足がついていて、うまいことバランスがとれているんですよね」と話していた。
9月9日放送の第5話では、妊娠しているかもしれない七桜が、椿への思いと正体を隠している後ろめたさの間で揺れていた。「実家は遠いので、結婚式に母親を呼ばなくていい」と椿にうそを重ねた七桜だったが、今日子に、夕子(須藤理彩さん)が近くで店を営んでいることを暴露される。
椿はあいさつのため、七桜を連れて夕子の店へ。そこで椿の真っすぐな思いやりに触れ、七桜はついに全てを打ち明ける決意をする。翌日、蛍が舞う幻想的な風景を七桜に見せたかったという椿は、そこで父との思い出を語る。七桜は、真実を告白しようとするが……と展開する。浜辺さんが魅せる演技はもちろん、物語の行方にも注目したい。
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2024年11月16日 05:00時点
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