おカネの切れ目が恋のはじまり:“行間”を埋める松岡茉優の芝居 ドラマPに聞く魅力

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女優の松岡茉優さんの主演ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」のワンシーン(C)TBS

 女優の松岡茉優さんの主演ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」(火曜午後10時、TBS系)が9月15日からスタートする。ドラマ「凪のお暇」(同局系)などで知られる脚本家の大島里美さんのオリジナル作品で、お金を正しく使うことにこだわる女子と、とことんお金にルーズな男子という正反対の価値観を持つ二人のラブコメディーだ。ドラマを手がける東仲恵吾プロデューサーは、松岡さんについて「せりふのない部分の芝居がすごく魅力的」と話す。松岡さんの芝居の魅力や、ドラマの見どころを東仲さんに聞いた。

 ◇「共感できる」人物を描く大島脚本

 ドラマは、中堅おもちゃメーカーの経理部で働き、金銭感覚が独特で、お金の価値ではなく、自分が愛する“モノ”の本質を大切にして暮らしている九鬼玲子(松岡さん)が主人公。玲子と、おもちゃメーカーの御曹司で「浪費」にかけては天賦の才能を持った猿渡慶太(三浦春馬さん)という、金銭感覚が両極端な、“清貧女子”と“浪費男子”が出会い、ひょんなことから鎌倉にある玲子の実家に慶太が住み込むことになり……というラブコメディーとなる。

 玲子の初恋の相手で、「お金の専門家」としてテレビ番組で人気コメンテーターとしても活躍する早乙女健を三浦翔平さん、おもちゃメーカーで慶太の後輩で、あることがきっかけで玲子に恋をしていくという“ドケチ節約男子”板垣純を北村匠海さんが演じる。

 「“お金”と“恋”は、一見すると正反対のものに見えますが、実はお金の使い方と恋の仕方は共通するものなんじゃないか。そこをテーマにした作品を作りたい」という思いから、1年半ほど前から今回の企画がスタートしたという東仲さん。

 大島さんには、物語を膨らませる段階から加わってもらったといい、「セリフがすごくすてきなんですよね。共感できる人物を描くのがうまい。すごく元気がもらえる」と“大島脚本”の魅力を語る。

 ◇松岡茉優の“芯の強さ”と、主人公が重なった

 松岡さん演じる玲子は、昔起きたある出来事がきっかけで、お金の使い方にこだわっている。気に入ったものを使い続けて壊れたら「繕う」ことで、より愛着が増すという価値観で生きているという役どころ。東仲さんは、「人から見るとちょっと変わっていたりするけど、実はすごく芯の強い女性。自分を持っているたくましい主人公」と説明する。

 松岡さんがこれまでに見せてきた芝居から「芯の強さ」を感じたという東仲さん。芯の強い玲子が重なって見えたといい、松岡さんにオファーをしたのだという。

 今回、松岡さんとは初タッグとなったが、「表情だったり、ちょっとした目線を外す瞬間など、せりふのない部分の芝居がすごく魅力的」と印象を語る。「普通だったら、セリフでちょっと補いたくなるところを、彼女の芝居は行間をうまく埋めてくれるような表情だったり、とても突き詰めてやってくれるので、松岡さんに玲子をやっていただくと決まってから、『……』というものを増やした」と台本を変更したことを明かす。

 また、「芝居のキャッチボールが上手」といい、“予想外の演技”が松岡さんから飛び出したこともあったという。「(松岡さんが)こういうふうな演技してきたんだ、というのがあって、それが基本的に面白い。そういうところを見入っちゃいました」と話す。

 そんな松岡さんは、監督らと会話しながら玲子を作り上げていたといい、「芝居にとても実直な方なので、ひとつひとつの間だったり、ト書きに書いてあることをひとつひとつ丹念につきつめていました。ものすごく議論する」と明かす。

 「(連ドラ初出演となった)現役の宝塚歌劇団の星蘭ひとみさん、「アインシュタイン」の稲田直樹さんがすごく緊張していらっしゃったんです。そういうときにそっと声をかけたり……」と共演者とのやりとりも明かす。

 ◇ミスチル主題歌は初回放送で初公開

 ドラマの主題歌は、「Mr.Children」がドラマ向けに書き下ろした新曲「turn over?」で、初回放送で初公開される。「Mr.Children」が、TBSの連続ドラマの主題歌を担当するのは、2004年放送の連続ドラマ「オレンジデイズ」以来、約16年ぶりだ。

 主題歌は「ベストなタイミングで流れる」と予告した東仲さんは、「すごくさわやかです。登場人物たちみんな“ほころび”があって、でもそれがかえって人間らしくてすてきなんですけど、そういう人たちに『居ていいんだよ』というか、優しいまなざしで守ってくれるような、そういう曲でもあります」と表現する。

 最後に視聴者に向けて、「恋愛としてもドキドキワクワクしますし、お金に悩んでいる人もいる中で、どこか少し胸がすくようなそんな作品です。ぜひご覧いただければと思います」と呼びかけた。

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