全領域異常解決室
第7話 すべてお話します 物語はここから始まった
11月20日(水)放送分
初回から9話連続で20%台と高視聴率を獲得している俳優の堺雅人さん主演の連続ドラマ「半沢直樹」(TBS系、日曜午後9時)が9月27日、いよいよ最終回を迎える。2013年に放送された前シリーズでは、半沢(堺さん)の名ぜりふ「倍返し」が「2013年ユーキャン新語・流行語大賞」で年間大賞を受賞。7年ぶりの続編でも、「倍返しだ」のほか、大和田(香川照之さん)の「恩返し」「お、し、ま、い……です!」、“オネエ口調”の黒崎(片岡愛之助さん)の“急所つぶし”、「ファイト・まん・まんよ!!」など、多数の名言、名シーンが誕生した。半沢が「1000倍返しだ!」と発した第9話のクライマックスまでを、全3回にわたって振り返る。今回は第1~3話。
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ドラマは、池井戸潤さんの小説「半沢直樹」シリーズが原作。前作では、東京中央銀行の半沢が、父を自殺に追い込んだ“宿敵”大和田と戦いを繰り広げた。続編第1~3話では、中野渡頭取(北大路欣也さん)の命令で同行子会社の東京セントラル証券に出向した半沢が、部下の森山(賀来賢人さん)らと共に大手IT企業「電脳雑伎集団」による新興IT会社「スパイラル」の買収案件を担当。この買収をめぐり、「スパイラル」とアドバイザー契約を結んだ東京セントラル証券、「電脳雑伎集団」とアドバイザー契約を結んだ東京中央銀行という形で全面戦争へと突入していった。
続編は、崇拝する大和田が頭取になったら自身も役員になれると思っていた東京中央銀行証券営業部の部長・伊佐山(市川猿之助さん)が、前作のクライマックスで大和田を土下座させた半沢に対して「半沢だけは絶対に許さねえ」「世界の果てまで追い落としてやる!」と、野太い声で“恨み節”を吐く場面から幕を切った。また、第1話のラストシーンでは、伊佐山が、買収に絡んでいる証拠のメールを突き出した半沢に憎たらしい表情の「顔芸」などを披露。SNSでは、「とんでもないヒール降臨」「100点満点の悪役っぷり」といった声が上がるなど、半沢への視聴者の感情移入を誘った。
さらに大和田が、「やられたらやり返す。施されたら施し返す。恩返しです!」と力を込めて語るシーンがあり、SNSでは「初回から名言!」「名言いただきました!」「流行語狙ってますね」といった声で盛り上がったほか、ラストシーンで7年ぶり“令和初”の半沢の「やられたらやり返す。倍返しだ!」も登場し、視聴者は「時代をまたいで倍返し!」「とことん追い詰められての倍返しは、もはや様式美」「倍返しだ!って聞いた瞬間、涙あふれた」と、歓喜した。ツイッターでは「#半沢直樹」が世界トレンド1位となった。
第2話では「電脳雑伎集団」に30%の株を買収された「スパイラル」の社長・瀬名(尾上松也さん)が、太洋証券の広重(山崎銀之丞さん)の助言で新株を発行して、この難局を乗り越えようとする。そこへ、新株の購入相手として「フォックス」社の社長・郷田(戸次重幸さん)が名乗りを上げるが……という展開だった。
半沢がスパイラルとフォックスの提携を阻止すると、計画を潰された伊佐山は半沢を銀行に呼び出し、セントラルが抱えている案件を引き揚げると宣言。そして「黙っていないで、頭の一つも下げたらどうなんだ。聞いてんのか?」と言った後、口パクで「わびろ」、「聞こえない? わびろ! わびろ、わびろ、わびろ、わびろ、わびろ。わびろ、半沢~!」と、「わびろ」の8連発(口パク含む)とともに顔を震わせながら激高。視聴者からは「口パクはひきょう(笑い)」「まねする人増えそう」といった感想がSNSに書き込まれた。
さらに、半沢と大和田が再会するシーンもあった。「電脳雑伎集団」の騒動の責任を負わされ出向させられそうな半沢に、大和田が「私から人事に口を利いてやってもいい。君の態度次第だがね~」と持ちかけるも拒否され、「そんなものは守れません」「君はもうおしまいです。お、し、ま、い……DEATH!」と首をかききるポーズで言い放った。SNSでは「おしまいDEATHわろた」「新名言キター!」「腹筋がおしまいです(笑い)」と、大きな反響を呼んだ。
第3話では、「スパイラル」と東京セントラル証券、「電脳雑伎集団」と東京中央銀行が全面戦争に突入する中、金融庁の黒崎率いる証券取引等監視委員会が東京セントラル証券に立ち入り検査にやってくる。半沢は三笠副頭取(古田新太さん)が糸を引いているのではないかと推測する……という展開だった。ここで、前作でも人気だった“オネエ口調”の黒崎が続編に初登場。さらに、今年1月3日に放送されたスペシャルドラマ「半沢直樹スピンオフ企画『狙われた半沢直樹のパスワード』」の主人公で、「スパイラル」のプログラマー・高坂圭(吉沢亮さん)が本編に初登場した。
黒崎が半沢を「直樹」と呼び捨てにするシーンがあり、視聴者は「直樹呼びツボ(笑い)」「直樹呼び、めちゃカワ」「一緒にときめいちゃう」「直樹と黒崎の対決はやっぱり最高!」と喜んだ。
また、伊佐山が半沢に電話で「お前の負けえええー!」と言い放つシーンでは、「今週の流行語決定!」「今週、一回は言いたくなる(笑い)」「会社で言ってみたい!」といった声がSNSをにぎわせていた
次回第2弾は、大和田の「死んでも嫌だね!」、伊佐山の「土下座野郎」などのせりふが話題を呼んだ4~6話を振り返る。
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