桜田ひより:孤島でのリタイア生活夢見るも「このお仕事はやめられない」 “梅澤美波推し”も告白

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映画「映像研には手を出すな!」で音響部の百目鬼を演じた桜田ひよりさん

 大童澄瞳(おおわら・すみと)さんの人気マンガを実写化した映画「映像研には手を出すな!」(英勉=はなぶさ・つとむ=監督)に出演している女優の桜田ひよりさん。当初の予定から4カ月遅れで、ついにお披露目された同作では、映像研究同好会(映像研)と業務提携を組みアニメ制作に臨む、音響部の百目鬼(どうめき)を演じている。17歳ながら演技経験は豊富。それでいて、「完成した作品が映画館で上映されたときには、必ず我が子を送り出すような気持ちになるんです」と明かす桜田さんに、映画や役どころ、女優業について語ってもらった。

 ◇音響部の百目鬼役 「女の子ではあるけど男の子にも見える、絶妙なラインを研究」

 「映像研には手を出すな!」は、自分の考えた“最強の世界”をアニメで作り上げることが夢の浅草みどり、アニメーター志望でカリスマ読者モデルの水崎ツバメ、プロデューサー気質の金森さやかが、映像研究同好会、通称“映像研”を立ち上げ、アニメ制作に打ち込む姿を描いている。メインキャストをアイドルグループ「乃木坂46」の齋藤飛鳥さん、山下美月さん、梅澤美波さんが務め、4~5月には映画の前日譚(たん)となる連続ドラマも放送された。

 桜田さん演じる百目鬼は映画から本格登場。中性的なルックスや口調が特徴で、浅草氏(齋藤さん)、水崎氏(山下さん)、金森氏(梅澤さん)の電撃3人娘のロボットアニメ制作に音響担当として巻き込まれていく、いわば4人目の「映像研」メンバーだ。

 桜田さんは金髪のウイッグをかぶり、肌を浅黒く塗るだけでなく、一つ一つの挙動まで「女の子ではあるけど、男の子にも見えるっていう絶妙なラインを研究しながら」百目鬼役を作り上げていったという。

 試行錯誤を経てできあがった百目鬼というキャラクターについては、「こんな子が学校にいたら絶対に友達になりたいって思います」と桜田さんもご満悦の様子。「独特な雰囲気があって。自分の世界を持ってはいるけど、その世界に入ってくることを拒否するでもなく。入ってきたら入ってきたで関わりはするけど、決して過度な干渉はしないっていう距離感もいいですし。自分の好きなものに対して全力で情熱を注げる百目鬼ちゃんはやっていて、いとおしいなって思いました」と振り返る。

 また「人の目を気にせず、我が道を行く百目鬼ちゃんはかっこいいですし、(演じていて)憧れの気持ちも強かった」とも話していて、「女の子らしく、男の子らしくというのを一回やめて、フラットな状態にして演じる難しさはあったのですが、英監督からも自由にやらせていただいて、私の提案に対して、『それいいじゃん』って乗っかってくれることも多くて。撮影を重ねながらどんどんとできあがっていった感じです」と手応えを明かしていた。

 ◇梅澤美波の顔がめちゃくちゃタイプ「写真集は絶対に買おうって」

 百目鬼として劇中で行動を共にすることも多かった浅草役の齋藤さん、水崎役の山下さん、金森役の梅澤さんの印象も聞いてみた。「ドラマと映画を並行に撮っていて、プラスしてアイドルとしての活動もあって相当忙しかったはずなのに、疲れを見せずに現場を引っ張っていってくださった印象です。齋藤さんはものすごく集中力がある方で、そばにいると自分も集中力が高まるし、安心して隣にいさせてもらいました」と笑顔を見せる桜田さん。

 さらに「美月ちゃんとは以前にも共演したことがあったので、今回一番お話をしたのも美月ちゃん。あと梅澤さんは個人的に顔がめちゃくちゃタイプで。本人に伝えられないまま終わってしまったので、写真集は絶対に買おうって決めています」と恥ずかしそうに思いを語ってみせた。

 ◇完成した作品が映画館で上映「我が子を送り出すような気持ちに」

 桜田さんはこのあとも出演作が続く、期待の若手女優の一人。改めて女優業の魅力を尋ねると、「この仕事の一番の面白さは他の誰かになれること、そこが醍醐味(だいごみ)とは思っていて。演じれば演じるほど役への思い入れは強くなりますし、完成した作品が映画館で上映されたときには、必ず我が子を送り出すような気持ちになるんです。毎回、幸せだなって思えますし、そこには切なさや寂しさもあるんですけど、多くの方に見てもらえる喜びを感じることができるのが、やっぱり面白いなって」と声を弾ませる。

 また「あまり、ここにたどり着きたいっていうのはない」と目標は定めてはいないようだが、「役柄にこだわらず、いろいろな作品でいろいろな役をやって、最後は孤島に移住して、ゆったりとした生活を過ごしたいんです(笑い)」と思わぬ願望を告白すると、「そこで、こんな役、あんな役をやったなって、一つ一つ思い出しながら、おばあちゃんになって余生を過ごせたらいいだろうなって。でも、なんだかんだ言って、この仕事はやめられないんだろうなって思っています」と楽しそうに笑っていた。

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