ガンダム:“究極のガンプラ”PERFECT GRADE UNLEASHED “すごすぎる”五つのポイント

「ガンダム」シリーズのプラモデルの40周年を記念して発売される「PERFECT GRADE UNLEASHED 1/60 RX 78-2 ガンダム」(C)創通・サンライズ
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「ガンダム」シリーズのプラモデルの40周年を記念して発売される「PERFECT GRADE UNLEASHED 1/60 RX 78-2 ガンダム」(C)創通・サンライズ

 人気アニメ「ガンダム」シリーズのプラモデル(ガンプラ)の40周年を記念した「PERFECT GRADE UNLEASHED 1/60 RX 78-2 ガンダム」(バンダイスピリッツ)が12月に発売されることが話題になっている。価格は2万7500円。“究極のガンプラ”を目指し、「ガンプラ40周年の集大成」「未来の試金石」で「商品としての制約、束縛を解く」という。10月8日にオンラインで開催された発表会「GUNPLA PRESENTATION VR [PERFECT GRADE UNLEASHED RX-78-2 GUNDAM]」で発表されると、SNSでは「すごすぎる!」「格好いい!」などと絶賛の声であふれた。“究極のガンプラ”と実力とは……。五つのポイントを解説する。

ウナギノボリ

 ◇組み立てやすさ、可動性能の深化

 ガンプラは、2017年から40周年に向けて、技術を進化させる「ガンプラエボリューションプロジェクト」を展開してきた。可動、変形、発光、ディテール、組み立て工程の各技術の進化に挑戦してきた中の集大成となるのが「PERFECT GRADE UNLEASHED」だ。「UNLEASHED」とは「束縛からの解放」を意味し、これまでのガンプラの定義を開放するような商品を目指したという。

 一つ目のポイントは「組み立てやすさの進化」で、ガンプラの骨となる全身のフレームを「PG」シリーズ史上最も早い段階で組み立てることができるようにした。全身の骨格形成から組み立てることで、モビルスーツを製造するかのような感覚になるという。

 二つ目は「可動性能の進化」。最高峰の可動機構を目指したといい、ガンプラ史上最大となる90カ所以上の可動軸を備える。コア・ファイター機構を採用した胴体部は、40カ所の可動軸を組み合わせた新構造を採用。脚部の各関節にはスライド機構を備え、スムーズな可動を実現した。

 ◇構造、外装表現、演出も

 三つ目は「構造の進化」。内部パーツが幾重にも重なり、重厚感ある多重構造を生み出した。メタリック成形色とメッキ加工を採用したトラスフレーム、高密度のヒートシンクを内蔵した脚部などによって“魅せる多重構造”を目指した。

 四つ目は「外装表現の進化」で、3パターンのメッキ加工やメタリック成形色、金属パーツ、エッチングシールを使用するなど外装表現にこだわった。バーニアには金属パーツ、頭部のバルカンにはアルミパーツを使い、これまでのガンプラにない存在感を表現した。

 五つ目は「演出の進化」で、LEDユニットにより4パターンの発光演出を楽しめる。ビーム・サーベル内に極小の電飾ユニットを組み込み、基部からビームが出力されたような鮮やかなグラデーション発光を可能とした。発光機能付きビーム・サーベルをバックパックに収納することで、バーニアが発光する。全56カ所のハッチがオープンするなどギミックも満載だ。

 バンダイスピリッツは40周年記念として「MG」シリーズのハイエンドブランドとなる「MGEX」シリーズの第1弾「MGEX 1/100 ユニコーンガンダム Ver.Ka」やガンダリウム合金をイメージした素材を使用した「ガンダリウム合金モデル 1/144 スケール RX-78-2 ガンダム」も発表している。また、今年2月には、ユニコーンガンダムが、ユニコーンモードからデストロイモードに自動変形する「AUTOTRANS MODELモデル RX-0 ユニコーンガンダム」も発表したが、詳細はまだ明かされていない。進化を続けるガンプラの今後の展開も注目される。

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