新木優子:大好きなミステリー作品で「不安と緊張」 「セイレーンの懺悔」での“座長”の在り方とは?

芸能
「連続ドラマW セイレーンの懺悔」で主演を務める新木優子さん

 女優の新木優子さんの主演ドラマ「連続ドラマW セイレーンの懺悔」(WOWOW)が、10月18日からスタートする。WOWOW初出演作で初主演を飾る新木さんに、主役=“座長”としての意気込みや、撮影中の現場の様子などについて聞いた。

 ◇「憧れていた世界がそこにある」

 ドラマは、作家・中山七里さんの同名小説が原作。不祥事が続き存続が危ぶまれるテレビ局の看板番組の制作に携わる入社2年目の報道記者、朝倉多香美が新木さんの役どころだ。多香美自身が抱えるつらい過去と向き合いながら女子高校生誘拐殺人事件を追うミステリー仕立ての報道サスペンスとなる。

 これまで、ミステリー作品に関わる機会が少なかったという新木さん。自身、「ミステリーの世界が大好き」というだけにオファーをもらった際は、「すごくうれしかった」と話す。半面、「好きだからこそ、自分にしっかりと演じることができるだろうかという不安と緊張を覚えた」というが、撮影に臨むにあたって、「憧れていた世界がそこにあります」と目を輝かせる。

 ◇イメージする“座長”像は「後ろを追いかけたくなるような人物」

 自身の長所として「チャレンジ精神が旺盛で負けず嫌いなところ」を挙げる新木さんは、2008年に女優としてデビューしてから、その長所を強みに仕事をしてきた。最近は主演を任されることも増えた。そのたびに、「主演の在り方、座長の在り方を考えてきた」という。

 新木さんがイメージする“座長”は、「すごくカッコよくて、後ろを追いかけたくなるような人物」だという。だが、いざ自分が座長を務めるとなると、「(自分)一人が先頭に立つというイメージがまだ浮かばない」と苦笑交じりに明かす。

 今回のドラマの共演者には、高嶋政伸さんや池内博之さんらベテランの俳優が居並んでいる。改めて座長としての意気込みを聞くと、「まだ自分には先頭に立つという力量がないからこそ、完璧でいようと考えすぎると、自分の長所も生かせなくなってしまう気がします。そうならないために、皆さんと歩幅を合わせて、一歩ずつ足並みをそろえながら一緒に歩んでくことが大切」と考え、撮影に臨んだという。

 ◇撮られる側から撮る側へ…

 普段はモデルとして、女優として撮られる側にいる新木さん。一方、今回演じる多香美は撮る側の、しかも自身が「あまり接点がない報道の世界」の人間だ。役とはいえ、そこに踏み入ることで新しい気づきもあった。

 「大変な仕事とは思っていましたが、演じてみて、より大変さが分かりました。報道の方はスクープを取りに行くだけでなく、現場で自ら行動することもあれば、自分がキャスターの役割をすることもある。臨機応変にいろんな仕事をこなさなければいけない。それに、とにかく寝る時間はあるのかなと心配になるぐらい、ずっと動いている。体育会系のイメージがつきました」と報道記者の体調をおもんぱかる。

 ◇「一筋縄ではいかない」、見る人の「糧になる作品」

 この取材は、撮影真っただ中の猛暑が続く時期に行った。現場の様子を聞くと、「撮影が始まって1週間くらいは、本当に“灼熱(しゃくねつ)”という言葉がぴったりなぐらい暑かったので、大丈夫かな……」と自身の体調が心配になったという。だが、キャスト、スタッフ共に「気合と活気にあふれていて、シリアスなシーンは皆さんがそういう空気を作ってくださいますし、だからといって現場(の空気)が重くなることもなく、メリハリがしっかりしています。監督も役についていろいろ提案してくださって、先頭に立って明るい現場を作ってくださっています」と一体になって乗り切った。

 そして、「共演者の皆さんのキャラクターが個々に光っていて、(池田さん演じる報道番組の編集長)兵頭のような、こんな人いるのかな!?みたいな(笑い)、おそらく、(業界を)知っている人が見たら、なるほどと思えるキャラクターも出てきます」と見どころを挙げ、「何よりミステリーの部分が深い。一筋縄ではいかない。真相が分かってからも、モヤモヤしてしまう。でもそれは心地悪いものではなく、見る人にとって、新しい自分の考えを構築していく糧になる作品だと思います」とアピールする。

 出来上がったばかりのトレーラー(予告編)を見たときは、「30秒だけでしたが『セイレーンの懺悔』は大丈夫だと安心できるような仕上がりでした。自分がその中でしっかり生きていることを確認できたので、この調子のまま頑張りたいです」と残りの撮影に向けて気合を入れ直していた。

 「連続ドラマW  セイレーンの懺悔」は、10月18日から毎週日曜午後10時にWOWOWプライムで放送。全4話で、第1話は無料放送。

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