穏やか貴族の休暇のすすめ。
第5話「対等な存在」
2月11日(水)放送分
2016年に野間児童文芸賞を受賞した柏葉幸子さんの小説「岬のマヨイガ」(講談社)が、アニメ化され、劇場版アニメとして2021年に公開されることが分かった。岩手県の古民家を舞台に居場所を失った17歳の少女と住人たちの共同生活が描かれる。「のんのんびより」などの川面真也さんが監督を務め、「若おかみは小学生!」などの吉田玲子さんが脚本を手掛ける。「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズなどのdavid productionが製作する。
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「岬のマヨイガ」は、居場所を失った17歳の少女が、海の見える古民家・マヨイガにたどり着き、血のつながりがない新しい家族たちと共同生活を送る姿が描かれる。フジテレビがアニプレックス、イオンエンターテイメントなどパートナー各社と取り組むアニメプロジェクト「ずっとおうえん。プロジェクト 2011+10…」の一環で製作される。東日本大震災から10年の節目となる2021年に、同作を含め岩手県、宮城県、福島県をそれぞれ舞台とするアニメを製作する。
岬にたたずむ少女が描かれたティザービジュアルが公開された。「子狐岬、4SLDK、平屋一戸建て」というコピーが添えられている。少女が古民家で過ごす姿を描いたティザーPVも公開。岩手県出身でフジテレビの久慈暁子アナウンサーがナレーションを担当した。
東日本大震災から10年がたとうとしています。あの恐ろしさ、悲しさ、つらさを、被災された皆さんには、早く忘れてほしいと願い、忘れてはいけないと自分に言い聞かせるという日々だったと思います。被災地といえば三陸でしたのに、この10年の間に、日本中に被災地と呼ばれる地があり、今はコロナ禍です。心の中に明るい思いがほしいです。
遠野物語のマヨイガは、山で道に迷った人をマヨイガが幸せにするというお話です。本家のマヨイガのように、「岬のマヨイガ」も、出会った人を幸せにしてくれるはずです。明るい幸せな思いで心が満たされる。そんなすてきなアニメーション映画にしてくださると確信し、感謝しております。狐崎のマヨイガに会いに行ってください。
おいしいごはんと、隣にいる人の笑顔。いい香りのお茶と、楽しい会話。家族という言葉に縛られない、あたたかなつながり。「岬のマヨイガ」はその心地よさを必要とする人たちが出会う家です。疲弊した心に弾力をつけて、自立へと踏み出す場所です。ぜひ劇場で柔らかな風景と音楽に包まれて、彼女たちと一緒にマヨイガへと足を踏み入れてみてください。
今に迷い、未来に迷い、過去にも迷いを残しながら、人は生きているのかもしれません。原作を拝読し、そんなことを考えました。迷いながらも、ここから始めたい……ここに戻ってきたいと思える、家のような作品になればと思っております。
鮮やかな緑の中の大きなかや葺(ぶ)き屋根の家。土間に靴を脱ぎ捨て、畳の上で寝そべる少女に、岩手出身である自分の姿を重ねました。まるで草の香りや川のせせらぎまで聞こえてくるようです。さまざまな伝説が生活の中に溶け込み、私たちを優しく包み込んでくれる岩手の自然を舞台にした作品のPVナレーションを担当させていただき、とてもうれしく思っています。
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