マスカレード・ホテル:木村拓哉×長澤まさみの“異色バディー”再び 続編「マスカレード・ナイト」が2021年公開へ

映画「マスカレード・ナイト」に出演する木村拓哉さん(左)と長澤まさみさん (C)2019 映画「マスカレード・ホテル」製作委員会 (C)東野圭吾/集英社
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映画「マスカレード・ナイト」に出演する木村拓哉さん(左)と長澤まさみさん (C)2019 映画「マスカレード・ホテル」製作委員会 (C)東野圭吾/集英社

 俳優の木村拓哉さん主演で、2019年に公開された映画「マスカレード・ホテル」の続編「マスカレード・ナイト」が製作されることが11月18日、分かった。前作に引き続き、主演の木村さんが警視庁捜査1課のエリート刑事・新田浩介、長澤まさみさんがホテル「コルテシア東京」の優秀なホテルマン・山岸尚美を演じる。今作では山岸がコンシェルジュとなっている。2021年9月17日公開予定。

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 映画は、人気作家・東野圭吾さんの小説「マスカレード」シリーズが原作。シリーズ第1作「マスカレード・ホテル」をもとに描いた前作では、ホテル「コルテシア東京」で連続殺人事件の次の犯行が起きると予想した新田が、ホテルマンとして潜入捜査を開始。「犯人逮捕が第一優先」の新田と、「お客様の安全が第一優先」の山岸が衝突しながらも殺人犯を捜す……という内容だった。

 シリーズ第3作「マスカレード・ナイト」を基に描く今作は、大みそかのホテル「コルテシア東京」が舞台。警視庁に「とある殺人事件の犯人がホテル・コルテシア東京で行われる仮装カウントダウンパーティー“マスカレード・ナイト”の会場に現れる」との密告状が届き、再び新田がホテルマンに扮(ふん)して潜入捜査に。素性の知れない“仮面”を被った参加者=容疑者500人を相手に犯人逮捕へと奔走する……というストーリー。

 前作と同じく鈴木雅之監督がメガホンを取る。来年1月初旬にクランクイン予定で、同年8月の完成を予定している。コメントは以下の通り。

 ◇木村拓哉さんのコメント

 「マスカレード・ホテル」で東野先生の世界観を具現化することが非常に楽しかったので、同じ舞台といえども、また違う内容で新たに作品を構築していく楽しみがありますし、同時にプレッシャーでもあります。

 本作は東野先生もおっしゃる通り大胆な脚色があり、あれだけ分量のある原作をわずか1日の設定にしているので、ジェットコースターのような話の流れになると思います。見てくださる皆さんにも、その世界に没入してもらったうえで、スクリーンと客席が一瞬つながって、登場人物として同じ事件の目撃者になってほしいと思います。

 共演の長澤さんはすごく魅力的な方ですし、またご一緒できることがうれしいです。今回も彼女らしい解釈で山岸としてそこに存在してくれると思うので、セッションが楽しみです。チーム・マスカレードの再会に感謝しつつも、コロナ禍での撮影なので現場で気を付けなければいけないこともたくさんありますし、気を引き締めて臨みたいです。我々が全力を尽くして作ったものをたくさんの方に届けて、皆さんにとって少しでもプラスに作用してほしいなと思います。

 ◇長澤まさみさんのコメント(以下原文まま)

 続編決定を聞いた時、身が引き締まる思いになりました。前作を見ていただいたお客様に対して期待を裏切らないようにという責任感を感じております。しっかりホテルマンとしての仕事を努め、落ち着いて、丁寧に演じられたらなと思っております。

 木村さんは、集中して作品と向き合える空気感を作ってくださるので、今から撮影が楽しみです。また、監督やスタッフさんに久しぶりにお会いできるのも楽しみですし、同僚のホテルマンの方々、そして新たなお客様に早くお会いしたいです。

 ◇鈴木雅之監督のコメント

 ホテルは小さな街だと言われている。それは、世の中で起こることが、この小さな街でも起こると言うこと。グルメ、恋、ケンカ、不倫、そして殺人……。大みそかの夜、コルテシア東京という小さな街で、年に一度の仮装パーティーが開かれる。誰もが自らの姿を変え、顔を隠す仮装パーティー。そこに、殺人犯が現れるという……何か、ぞくぞくしますね。

 ◇原作者・東野圭吾さんのコメント

 映画「マスカレード・ホテル」は素晴らしい出来栄えだったと思っています。あの作品を仕上げた方々が手がけられるということなら、「マスカレード・ナイト」の映画化をお任せするにあたり、何ら心配する必要はないでしょう。挑戦的な脚色も大歓迎です。木村さんの新田浩介、長澤さんの山岸尚美に再び会えると思うと、今からわくわくします。華やかでスリル溢れるエンターテイメントになることを期待しております。

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