鬼滅の刃:玩具業界も席巻 クリスマス商戦に期待

「2020今年のクリスマスおもちゃのトレンド記者発表会」に展示された「鬼滅の刃」の玩具
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「2020今年のクリスマスおもちゃのトレンド記者発表会」に展示された「鬼滅の刃」の玩具

 日本玩具協会が発表した「2020今年のクリスマスおもちゃのトレンド」によると、吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんの人気マンガが原作のアニメ「鬼滅の刃(きめつのやいば)」と人気キャラクター「すみっコぐらし」が、今年のクリスマス商戦の2大人気キャラクターになるという。「鬼滅の刃」は、同協会が発表した「おもちゃ屋が選んだクリスマスおもちゃ2020」でランキングを席巻するなどクリスマス商戦も期待されている。

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 同協会が発表した「おもちゃ屋が選んだクリスマスおもちゃ2020」でも「鬼滅の刃」は大人気で、「男の子向け玩具」で「鬼滅の刃 DX 日輪刀」(バンダイ)が1位、「ゲーム・パズル」で「ドンジャラ 鬼滅の刃」(同)が2位、「バラエティー」で「きめつたまごっち」(同)が1位、「女児ホビー(アーツ&クラフト)」で「Canバッチgood! 鬼滅の刃セット」(同)が2位に選ばれるなどランキングを席巻した。12月1日、東京都内で開催さえれた「2020今年のクリスマスおもちゃのトレンド記者発表会」で発表された。

 発表会で「トイジャーナル」(東京玩具人形協同組合)の伊吹文昭編集長は「鬼滅の刃」の関連玩具の動向について「秋以降、特に人気で、今年の玩具業界を牽引(けんいん)しています。男児、女児の割合は半々くらいで、一つのキャラクターからさまざまな商品が出ているのが特徴。代表する商品として『DX 日輪刀』『きめつたまごっち』があり、ほかにもラインアップが豊富になっている。クリスマスにも期待している」と説明した。

 「鬼滅の刃」の原作は、2016~20年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載され、テレビアニメが2019年4~9月に放送された。コミックスのシリーズ累計発行部数は1億2000万部を突破するなど社会現象となった。劇場版「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」(外崎春雄監督)が、10月16日の公開から45日間で興行収入が275億円を突破し、邦画、洋画を合わせた歴代興行収入ランキングで2位にランクインするなど大ヒットしている。

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