横山だいすけ:“歌のお兄さん”が「デジモン」で初レギュラー声優 「わほーん!」に思い込めて

「デジモンアドベンチャー:」に声優として出演する横山だいすけさん
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「デジモンアドベンチャー:」に声優として出演する横山だいすけさん

 NHKの幼児向け番組「おかあさんといっしょ」で11代目歌のお兄さんを務めていたことでも知られる横山だいすけさんが、 アニメやゲームが人気の「デジモンアドベンチャー」シリーズの新作テレビアニメ「デジモンアドベンチャー:」に声優としてレギュラー出演する。横山さんは、これまで映画の日本語吹き替え版の声優を務めたことはあるが、テレビアニメにレギュラー出演するのは初めてで、デジモンを乗せて移動するデジモンのコモンドモンを演じる。初のアフレコ後の横山さんを直撃し、役に懸けた思いを聞いた。

 ◇イメージを固めすぎず 歌のお兄さんの経験が…

 「デジモン」は、1997年6月に携帯ゲームが発売され、テレビアニメ第1弾が1999~2000年に放送。その後も「デジモンアドベンチャー02」「デジモンテイマーズ」などが制作されるなど息の長いコンテンツとして親しまれている。新作テレビアニメは、2020年を舞台に小学5年生の八神太一ら“選ばれし子供たち”が、ネットワークの向こう側の無限の世界・デジタルワールドで冒険する姿を描いている。フジテレビほかで毎週日曜午前9時に放送。横山さんが演じるコモンドモンは1月10日放送の第31話「新たな闇ミレニアモン」から登場する。

 横山さんは、「おかあさんといっしょ」で2008~17年に番組史上歴代最長となる約9年間、11代目歌のお兄さんを務めたことでも知られている。「子供の頃から『ドラゴンボール』が大好き。『ジャンプ』をずっと読んでいます」とアニメやマンガが好きだったこともあり、「デジモンアドベンチャー:」の出演を喜ぶ。

 「新作アニメを見て、『デジモン』はすごく進化していますし、今、ここまできているんだ!と驚きました。子供の頃からヒーローものが大好きなんです。合体、変身、進化する高揚感はたまらないものがあります。『デジモン』もどんどん強くなるところに熱くなりました。人間とデジモンのパートナーが、一緒に壁を乗り越え、成長していくなど深いところも描かれていて、すごい!と感じました。今回、参加させていただけることが本当にうれしいです」

 横山さんが演じるコモンドモンは犬のような造形で、モフモフしていて可愛らしい。言葉を発するわけでなく「わほーん!」とほえる。アフレコを前に「イメージを固めすぎてはいけない」と考えていたという。それにはある理由があった。

 「現役の歌のお兄さんの時、歌の録音前に、すごく練習をして、表現の方向を固めすぎてしまい、録音の際に作曲家の先生に『違う方向性で』というディレクションをいただいたことがあったんです。固めすぎていたから、急に対応できなくて……。自分が『これで!』と思っていても、自分の感覚だけではいけないことに気付きました。コモンドモンも作品があってのキャラクターですので、柔軟に対応できるように心掛けて挑みました」

 初回の収録は「あっという間に終わりました」とスムーズだった。何パターンか「わほーん!」を試してから、収録に臨んだ。

 「もっとおじいちゃんっぽい感じなのかな?と想像していたのですが、『元気にいきましょう!』というお話だったので、思い切ってやってみました。ほかの声優の皆さんと同じレベルに立てるとは思えませんが、僕だけ浮いた感じになるわけにはいけません。チームの一員になれるように頑張りたいです。最終的には進化して、急にしゃべり出すかもしれません。何が起こるか分からないので、いつでもできるように準備しています!」

 ◇“神”野沢雅子への思い

 コロナ禍でアニメは最少人数でアフレコをしている。この日の初回の収録で横山さんは一人で収録した。「デジモンアドベンチャー:」には、豪華声優陣が出演していることもあり、横山さんは「これまで、別の作品の吹き替えも一人でアフレコしていたので、いつか皆さんと一緒にアフレコしてみたいです。すごい方ばかりですし。足を引っ張らないように、愛されるキャラクターとして演じてみたいです」と感じているという。

 「デジモンアドベンチャー:」には、横山さんが大好きな「ドラゴンボール」の孫悟空役でも知られる野沢雅子さんがナレーションを担当している。

 「野沢さんが大好きすぎて、『おかあさんといっしょ』のコンサートでご一緒させていただいた時、どうしても『あいさつさせてください!』とお願いしたこともありました。優しい方なんですよね。僕は、野沢さんの声で育ちました。僕にとって神です。先ほど、皆さんといつか一緒に……と話しましたが、やっぱり恐れ多いですね……。いろいろな感情が入って、『ひほおおおん!」』となってしまいそうです」

 横山さんは「声で全てを表現する声優という仕事をリスペクトしています。僕もそんな表現できるようになれたら、どんなに素晴らしいことだろう。尊敬しているからこそチャレンジしたい」という思いがある。

 「コモンドモンが子供たちに愛され、子供たちがまねしてくれるようなキャラクターになるとうれしいです」と語る横山さん。思いを込めた「わほーん!」の声は、きっと子供たちの心に刺さるはずだ。

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