明石家さんま:劇場版アニメ初プロデュース 西加奈子「漁港の肉子ちゃん」 STUDIO4℃製作

「漁港の肉子ちゃん」のビジュアル(C)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
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「漁港の肉子ちゃん」のビジュアル(C)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会

 お笑いタレントの明石家さんまさんが企画、プロデュースする劇場版アニメ「漁港の肉子ちゃん」が2021年初夏に公開されることが1月1日、分かった。さんまさんはドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」などをプロデュースしたことはあるが、劇場版アニメをプロデュースするのは初めて。直木賞作家の西加奈子さんのベストセラー小説「漁港の肉子ちゃん」をアニメ化する。「海獣の子供」などの渡辺歩さんが監督を務め、「鉄コン筋クリート」「海獣の子供」などのSTUDIO4℃が製作する。

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 さんまさんは「『漁港の肉子ちゃん』はすごくよい感動的な作品なので、映像として残したいと思い、(映像化の)オファーをしたところ西さんがすぐオッケーしてくださって。最初にお話ししてから5年くらい待っていただいてようやく実現しました。今回のアニメ映画化は、エネルギーが引き寄せた産物です。ご期待ください」と話している。

 原作者の西さんは「さんまさんは、自分が小さな頃から知ってる、いわばお札の中の人みたいな存在だったので、 信じられない思いでした」とコメント。渡辺監督は「さんまさんがアニメーションにチャンスをくださったのが何よりもうれしいです。さんまさんは、お打ち合わせさせていただく度に“気付き”をくださいます。『大切なのは作り手が面白いと思うこと』この言葉を常に胸にいそしんでいます」と話している。

 「漁港の肉子ちゃん」は、漁港の船に住む母娘、肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長を描く。累計発行部数は35万部以上。団子を持った笑顔の母・肉子ちゃんと、読書に集中する娘・キクコが描かれたビジュアルも公開された。

 ◇スタッフ(敬称略)

 監督:渡辺歩▽キャラクターデザイン・総作画監督:小西賢一▽脚本:大島里美 ▽アニメーション制作:STUDIO4℃▽配給:アスミック・エース 

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