人気グループ「King & Prince」の永瀬廉さん。2018年5月23日にCDデビューを飾り、ビューシングル「シンデレラガール」は初週売り上げ57.7万枚を記録。デビュー1年目にして、大みそかに放送される「NHK紅白歌合戦」に初出場し、以降、3年連続で紅白への出場を手にしている。グループでの活躍もさることながら、今年は主演映画の公開、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)への出演抜てき、単独でのCM出演と個人でも活躍。さらに、女性ファッション誌「ViVi(ヴィヴィ)」(講談社)の名物企画「ViVi国宝級イケメンランキング」では、2020年上半期、下半期の連続で「NOW部門」の首位を獲得し殿堂入りを果たすなど、大躍進の一年となった。そんな永瀬さんの2020年を詳しく振り返ってみたい。
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永瀬さんは1999年1月23日生まれの21歳。King & PrinceとしてCDデビュー後、2019年5月公開の「うちの執事が言うことには」で映画初主演。これまでにも映画やドラマへの出演経験はあったが、本格的な芝居への挑戦は本作が初となった。また、同年には4月期の連続ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」(日本テレビ系)にメインキャストとして出演し、9月に放送された「FLY! BOYS,FLY!僕たち、CAはじめました」(カンテレ・フジテレビ系)ではスペシャルドラマ初主演を飾るなど、デビュー以降、演技の仕事が続いている。
そんな中、今年8月には主演映画「弱虫ペダル」が公開。ロードレースに夢中になる少年の姿を描いた渡辺航さんの大人気マンガが原作で、アニメ、舞台、ドラマも展開されるなどファンも多い作品だ。
映画では、永瀬さんらキャスト陣がロードバイクに乗り、走りながらの演技にも挑戦。また、主人公の小野田坂道は眼鏡がトレードマークのアニメ好きと、キラキラしたイメージの強い永瀬さんとは一見かけ離れたキャラクターに思えるが、実際永瀬さんが演じた主人公はまぎれもなく“坂道”だった。
公開に向けて行った取材で、永瀬さんは「これまでは実際に演技をしてみた後で、『こういう気持ちだったんだ』と気づく」こともあったが、経験を重ねていくうちに「今では台本を読んでいる段階で、心情を想像できるようになりました」とコメント。想像力によって、自身とはかけ離れた役どころへの理解を深めることができるようになり、それが坂道役の好演につながったといえるだろう。
そして9月、永瀬さんは2021年度前期の朝ドラ「おかえりモネ」に出演することが決定。永瀬さんは初の朝ドラ出演で、発表直後からツイッターでは「廉くん朝ドラ」「れんれん朝ドラ」といったワードがトレンド入りするなど大盛り上がりだった。
また、永瀬さんが演じるのはヒロイン・永浦百音(清原果耶さん)の同級生で、若き漁師の及川亮。抜群の運動神経と気配りのできる性格でとにかくモテるが、それを意に介せずひょうひょうと振る舞っているという役どころで、「廉くんにピッタリすぎる役」「モテモテ漁師及川亮くん楽しみ」と早くも期待の声が上がっている。本格的な俳優デビューから、わずか1年半での朝ドラ抜てきとなり、演技面での着実なステップアップを感じさせた2020年だったのではないだろうか。
9月には、薬用スキンケア「ヒルマイルド」(健栄製薬)のCMに単独出演を果たした永瀬さん。CMではあごのラインをなぞるポーズを披露したほか、同商品のビジュアルではほほに手を当てながらクールなまなざしを向ける姿を見せるなど、端正な顔立ちの永瀬さんとの親和性の高さにファンからは注目が集まった。
さらに、「ViVi」の名物企画である「ViVi国宝級イケメンランキング」では、上半期と下半期の「NOW部門」で連続1位に輝き、見事、殿堂入り。同誌編集部によると、永瀬さんは「2位に圧倒的な差をつけて」首位を獲得し、そのポイント数を受けて急きょ永瀬さんが表紙を飾る特別版の制作が決定したという。
同企画では過去に、メンバーの平野紫耀さんも殿堂入りを果たしており、グループから2人目の殿堂入りとなる快挙も達成。今回の結果について、永瀬さんは「みなさん投票ありがとうございました! めっちゃうれしいです! この結果に恥じないよう、よりカッコよくなっていきます(笑い)! ぜひ、見守っていてください」と喜びを語った。持ち前の“ビジュアル力”も、今年の飛躍へとつながっていたようだ。
2020年、演技面での確かな成長と華々しいルックスで大躍進を遂げた永瀬さん。2021年は、朝ドラ出演によって、永瀬さんの姿と演技がこれまでよりもはるかに多くの人の目に触れることになる。次のステージに進む永瀬さんの今後に期待したい。