ぶらどらぶ:押井守総監督「じじいを怒らせたらどうなるか見せてやろう」 時代を無視してよい稀有な作品に

「ぶらどらぶ」の完成披露試写に登場した佐倉綾音さん(左)と日笠陽子さん(C)2020押井守/いちごアニメーション
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「ぶらどらぶ」の完成披露試写に登場した佐倉綾音さん(左)と日笠陽子さん(C)2020押井守/いちごアニメーション

 「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」「機動警察パトレイバー」などで知られる押井守さんが総監督を務めるアニメ「ぶらどらぶ」の完成披露試写が2020年12月28日、東京都内で開催された。押井総監督は、同作が「じじいを怒らせたらどうなるか見せてやろう」という意気込みから始まったことを明かし、西村純二監督は「時代を無視してよい稀有(けう)な作品であった」「全力でやりきり自分らしさの中で『押井パウダー満載』の作品に仕上げられた」と語った。

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 宮腰徹プロデューサーによると、「映画の手法となぜ同じではいけないのか?」という押井総監督の発想で「カット数が少なく個人個人に与えられる裁量が多い珍しい環境」だったといい、「テンポよく面白さが出る映像になり、カット数も1話あたりで100カットほどになり、通常と比べて3分の1以下となった」と話した。

 押井総監督は「全話見た上でいい、悪いを言ってほしい。全部見てください」と呼びかけた。試写会には、絆播貢(ばんば・みつぐ)役の佐倉綾音さん、墨田仁子(すみた・じんこ)役の日笠陽子さんも登壇した。

 「ぶらどらぶ」は、献血マニアの女子高生・絆播貢がある日、献血車で謎の美少女と出会い、なんとなくの勢いで保護して、家に連れ帰ることになる……というストーリー。2月14日からABEMA、Amazon Prime Videoほかで配信される。

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