激推シネマ:「銀魂 THE FINAL」 アニメ“完結”!? 全員共闘の最後の祭り 25年ぶりの劇場版「セーラームーンEternal」も

「銀魂 THE FINAL」の一場面(C)空知英秋/劇場版銀魂製作委員会
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「銀魂 THE FINAL」の一場面(C)空知英秋/劇場版銀魂製作委員会

 今週公開される映画からMANTANWEB編集部の“激推し”作品を紹介する「今週の激推シネマ」。今回は1月8日に公開された空知英秋さんの人気マンガが原作のアニメ「銀魂」の完全新作となる劇場版「銀魂 THE FINAL」(宮脇千鶴監督)、武内直子さんの人気マンガが原作のアニメ「美少女戦士セーラームーン」シリーズの約25年ぶりとなる劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」前編(今千秋監督)を“激推し”する。

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 ◇“終わる終わる詐欺”を繰り返してきたが… ついに「本当に終わる」!?

 「銀魂 THE FINAL」は、テレビアニメ第1期がスタートした2006年から約15年、アニメシリーズの「本当に最後」の作品となることが話題になっている。「銀魂」は、原作が「週刊少年ジャンプ」(集英社)、「ジャンプ GIGA」(同)で最終回を迎えられず、その後、“三度目の正直”で「銀魂公式アプリ」でついに完結となった。アニメも2013年公開の「劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ」を「完結篇」としながらも、テレビアニメ第3期が2015年にスタート。第4期が2017~18年に放送され、“終わる終わる詐欺”を繰り返してきたが、新作劇場版でアニメシリーズが「今度こそ本当に終わる」という。

 新作劇場版は、空知さんが全面協力し、「原作のラスト」をベースとしたストーリーが描かれる。“最後の敵”は、主人公・坂田銀時たちを教え導いた師匠・吉田松陽の別人格の虚(うつろ)。銀時たちを援護するため、志村新八、神楽、真選組、かぶき町の面々、かつてのライバルたちまでもが参戦し、全員共闘の“最後のバカ騒ぎ”が繰り広げられる。公開1週目、5週目の入場者特典として空知さんが描き下ろした「鬼滅の刃」の「炭治郎&柱イラストカード」(全10種)がランダムでプレゼントされることも話題になっている。

 ◇セーラー戦士たちの葛藤、ちびうさの初恋… 魅力的な敵キャラも

 「美少女戦士セーラームーンEternal」は、「美少女戦士セーラームーンCrystal」の第4期「デッド・ムーン編」を前後編で描く。第3期「デス・バスターズ編」に引き続き、今さんが監督を務め、「美少女戦士セーラームーン」「美少女戦士セーラームーンR」などのキャラクターデザイン、作画監督を担当してきた只野和子さんがキャラクターデザインを手がけたことも話題となっている。原作者の武内さんが監修する。後編は2月11日に公開される。

 劇場版「Eternal」のテーマは「夢」。主人公・スーパーセーラームーン/月野うさぎたちと、デッド・ムーンの女王・ネヘレニアが率いるデッド・ムーンサーカス団との戦い、さまざまなことに悩み、迷い、成長していくセーラー戦士たちの姿、ちびうさとエリオスの甘酸っぱい初恋が描かれる。ネヘレニアやその手下の悪の霊魂導師・ジルコニア、特別な力を駆使してセーラー戦士を追い詰めるアマゾネス・カルテット、オネエ口調のキャラクターがそろうアマゾン・トリオといった魅力的な敵キャラにも注目したい。

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