清水翔太:日本武道館2DAYS振り返る 観客の存在は「すごく心強かった」

「清水翔太 BUDOKAN LIVE 2020」の模様=WOWOW提供
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「清水翔太 BUDOKAN LIVE 2020」の模様=WOWOW提供

 シンガー・ソングライターの清水翔太さんが昨年11月に開催した日本武道館(東京都千代田区)での2公演のうち、2日目の模様が1月17日午後7時からWOWOWライブで独占放送される。放送に先がけて、清水さんが同公演を振り返った。

ウナギノボリ

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 ――収容人数の半分という新型コロナウイルス感染症対策の集客基準を守った上で、日本武道館2公演を無事終えられました。

 未知のことなので、「実際にやってみないと分からない」という心配はありました。正直、1日目の途中ぐらいまでは、やっていても「まだ分からない」というか。いつもの僕のライブは、お客さんの声援があったり、皆に歌ってもらう恒例の場所があったりするような雰囲気なので、「いつもとは全然違う」というのが心配な部分ではあって。でも、初心に帰るというか、全部自分が歌って、歌い終わったらお客さんに拍手してもらって、歌の部分にすごく集中できたライブではあったな、と思いますね。

 ――客席エリアから登場し、ピアノ弾き語りでスタートする場面には会場が沸いていました。念願の演出だったそうですが、実現してどう感じられましたか?

 客観的に自分を見ることができないので、分からないんですけど……4年前ぐらいに考えついて、「やりたい」という気持ちはあったんです。でも、ライブを作っていく中でどんどん「こうしたい」という別のアイデアが出てきて、これまでは「いらないかな?」となってしまっていた演出だったんですね。でも、演出を絞り込まざるを得なかった今回のライブでは、客席から出てきて真ん中に座っていきなりピアノを弾き出す、というのは逆にカッコいいかなって。そんな感覚でしたね。

 ――客席からは、感染防止対策のため、大きな声を出しての応援ができない状況でした。「声が聴けなくてさみしい」「いつももらっている分、返さなきゃと思った」など、観客の存在への感謝の言葉も多々口にされていましたね。

 安心感はすごくありましたね。基本的には人って、失敗だったり、「どう思われるか?」というのが怖かったりするわけじゃないですか? もちろん僕も怖いんですけど、失敗を絶対にできない状況と、したとしても笑って許してくれる状況の中とではまったく安心感が違うし。僕は緊張しすぎるとよくないタイプなので、アウェーよりはホームでやるほうが得意なんですね。やっぱり、温かく見てくれているみんながいるというのは、こういう状況だからこそ、すごく心強かったです。

 ――改めて、番組の見どころをお聞かせください。

 “全部入り”感はありますよね。歌って踊る感じもあれば、ピアノ弾き語りもあり、SNSでファンと普段遊んでいる中でできた曲もありますし。これを見れば「清水翔太がどういう人で、実際どういう音楽性なのか?」というのも見えやすいライブになっているかな、と思いますね。基本的には全部楽しめる内容なので。

 ――コロナ禍でエンターテインメントを自由に楽しめない状況下で、この放送を楽しみにされている視聴者の皆さんに一言、メッセージをお願いします。

 僕自身も不安がある中で、ひとまずは成功という形で終われたライブです。テレビで見る分には何のリスクもなく見られますから、安心してエネルギーを受け取ってもらえたらうれしいです。

 「清水翔太 BUDOKAN LIVE 2020」は、1月17日午後7時からWOWOWライブで放送。

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