小芝風花:「悩みながら演じています」 コメディエンヌから“新境地”へ 「モコミ」でデリケートな感覚の主人公に

連続ドラマ「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」で主演を務める小芝風花さん
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連続ドラマ「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」で主演を務める小芝風花さん

 1月23日からテレビ朝日の「土曜ナイトドラマ」枠で放送される連続ドラマ「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」(毎週土曜午後11時)で主演を務める女優の小芝風花さん。小芝さんといえば、2019年の「トクサツガガガ」から「べしゃり暮らし」、2020年の「妖怪シェアハウス」など最近はコメディエンヌとして高い評価を得ているが、今作は、主人公の心の成長と家族の再生を描くヒューマンホームドラマで、脚本も「僕の生きる道」をはじめとした「僕シリーズ3部作」などの橋部敦子さんが手がける。役について「今まで演じてきた役とはぜんぜん違う。悩みながら演じています」と語る小芝さんに話を聞いた。

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 ドラマは、幼少の頃よりぬいぐるみや植物などの気持ちが分かる“不思議な感覚”を持つため、他人との関わりを極力持たないようにして生きてきた清水萌子美(しみず・もこみ、小芝さん)がさまざまな経験を通して成長していく姿や、家族の再生を描く。小芝さんによると、主人公の萌子美は「昔から見えている世界が普通の人とは違っていたことで、周りから『変だね』『気持ち悪い』とか言われたりして、ずっと人と向き合うことが怖かったり、感情を押し殺して生きてきたのですが、物や植物の気持ちが分かる優しい子です」という。

 周囲からコミュニケーション力に問題があると指摘され、小学校5年生からほとんど学校に通わなくなり、以来20歳まで家で引きこもっていた萌子美。デリケートな面の強いキャラクターは、小芝さんがこれまでコメディー作品で演じてきたはつらつとしたキャラクターとは正反対。「最近はコメディー作品で演じることが多かったのですが、コメディーとはせりふのテンポ感などがまったく違うのですごく難しいです……」と明かす。

 「この会話は面白く成立させていいのかな?」とついつい考えてしまうという小芝さん。「私自身、普段口数が多い方なので、『これ言っていいのかな?』と迷いながら生きてきた萌子美を演じる時は、“この話を聞いている時はどう思っているのだろう”とか、“この時の距離感はどうなんだろう”って意識しています」と明かす。また、シーンごとに試行錯誤を重ねているといい、「自身も悩みながら演技をしていることが、周囲との関係に悩んでいる萌子美そのままの役どころになっています」と語った。

 小芝さんは、萌子美と自身との共通点として「私もずっと自分の意見を言うのが怖かった」と話す。「今まで嫌なことがあったり、嫌なことを言われても笑ってごまかす癖がずっとあって。そんな時は家に帰って母に愚痴を聞いてもらっていたのですが、(新型コロナウイルス感染拡大の影響による)自粛期間中に自分と向き合う時間が大きくて、いろんな作品に出演させていただけて、いろんな人と出会えているので、ちゃんと自分の意見を伝えなければ、と思うようになりました」

 今年で芸能生活10年目、また2021年は“年女”の年でもある。女優としてこれからも「いろんな作品で、いろんな役を演じたい」といい、「こうやって今まで演じたことのないような役をもらえるのはうれしいです!」とにっこり。「本読みの時に橋部さんから『もう全部お任せします』と言っていただいて。ちゃんと乗り越えて成長できるように頑張っていきたいです」と意気込んだ。

 キャリア10年目、節目の年に一歩ずつ新たな境地を切り開こうとしている小芝さん。今作でまた新たな魅力を見せてくれるだろう。

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