女優の西野七瀬さんが、映画「孤狼(ころう)の血」(白石和彌監督、2018年)の続編「孤狼の血 LEVEL2」(同、8月20日公開)に出演することが2月4日、分かった。西野さんはスナックのママ・近田真緒(ちかだ・まお)役で登場。地毛を明るく染めて挑んだという真緒のビジュアルも公開された。
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西野さんは「オファーをいただいた時は何かの間違いなんじゃないかと、とてもびっくりしました。でも本当にうれしかったので、参加するからにはできること全部やりたいなと思って演じました。髪色もですし、人の頭をたたくのも初めてで本気でたたきました(笑い)。真緒という役を演じることで、自分自身も何か変われたらいいなと思い挑戦することができた作品です」とコメントしている。
西野さんのほか、鈴木亮平さん、村上虹郎さん、早乙女太一さん、中村梅雀さん、斎藤工さん、吉田鋼太郎さんの出演も発表。主人公・日岡秀一(松坂桃李さん)の前に立ちはだかる“悪魔”の男・上林成浩(うえばやし・しげひろ)を演じる鈴木さんは「白石監督からオファーをいただいた際に、『上林を日本映画史に残る悪役にしてほしい』という言葉をいただきました。続編ということに非常にプレッシャーを感じましたが、脚本を読んで、『これはお受けしないわけにはいかない』と強く感じ、挑戦することを決心しました」と話している。
映画「孤狼の血」は、柚月裕子さんの同名小説シリーズ(角川文庫/KADOKAWA)が原作。昭和63年、暴力団対策法成立直前の広島を舞台に、一流大学卒の新人刑事・日岡が、暴力団との癒着がうわさされる刑事・大上章吾(役所広司さん)と共に、金融会社社員失踪事件の捜査を担当するうち、暴力団と警察組織を巻き込んだ血で血を洗う報復合戦に巻き込まれていく……という展開だった。
続編の「孤狼の血 LEVEL2」は、原作では描かれていない完全オリジナルストーリーで、前作から3年後の世界が舞台。広島の裏社会を治めていた伝説の刑事・大上亡き後、その遺志を受け継いだ日岡は権力を用い、暴力組織を取り仕切っていた。しかし、出所してきたたった一人の“悪魔”によって事態は急転していく……というストーリー。
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