坂ノ上茜:初写真集に込めた地元・熊本への思い 水着、ランジェリー姿披露も見どころは「素の自分」

ファースト写真集「あかねいろ」が発売された坂ノ上茜さん
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ファースト写真集「あかねいろ」が発売された坂ノ上茜さん

 女優の坂ノ上茜さんのファースト写真集「あかねいろ」(光文社)が2月12日に発売された。2015年に放送された特撮ドラマ「ウルトラマンX」のヒロイン・山瀬アスナ役などで知られ、上野樹里さん主演のフジテレビ系“月9”ドラマ「監察医 朝顔」にも出演し、「王様のブランチ」(TBS系)や「町中華で飲(や)ろうぜ」(BS-TBS)といった情報・バラエティー番組でも活躍する坂ノ上さんは、生まれ育った熊本で撮影された写真集について、「私としては、棺桶に入れてもらってもいいくらい、本当に自分を象徴するような一冊になりました」と手応えを明かす。そんな坂ノ上さんに話を聞いた。

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 ◇「自然体」でのぞんだ撮影 天気に恵まれ「意外と晴れ女なのかな」

 写真集は実家や通っていた高校、学生時代によく友達と遊んでいたという熊本の街も登場。いつもよりも少し大人っぽい表情を見せたカット、「最初で最後」という水着姿も収録し、自然体のランジェリーショットにも初挑戦した。

 熊本での撮影は坂ノ上さんからの提案により実現した。写真集を作るにあたり、「まずは私自身に何があるのかなと思ったときに、ぱっと出てきたのが熊本だった」という。「熊本はここ数年、地震や大雨と自然災害が非常に多くて、知っている場所もいつなくなってもおかしくないんだと痛感したので、写真集という形で残しておきたかったというのはあります。あとは行ったことがない方に『熊本っていい場所なんだって』と思ってもらいたかったし、知っている方にも『ここで撮ったんだ』『知ってるぞ』みたいな感じで楽しんで、少しでも元気になってもらえたら、という気持ちもありました」と語る。

 地元での撮影ということでこだわった点を聞くと、坂ノ上さんは「自然体でいること」と回答。「いくらシチュエーションがゆかりのある場所でも、私が気を張っていたら意味がない。実際に通っていた高校、久しぶりに訪れたお好み焼き屋さん、それぞれの場所で感じたことや表情がそのまま写真に出れば」と話す。

 さらに「撮影中にすごくラッキーだったのは、天気にとても恵まれたこと」と声を弾ませると、「実はロケの初日、空港降り立って、外出たらもう大雨で。熊本市内まで移動している間は、落雷がバンバン落ちたりして、『来たものの、撮影できるのかな?』という感じだったのですが。撮影するとき雨も落雷とかも全部いなくなっていて。『なんか意外と晴れ女なのかな』と思えるくらい本当に天気には恵まれてラッキーでした」と振り返った。

 写真集には、熊本市内の紹介ページもある。熊本の魅力を聞くと、「自然があって、緑がキレイで、お城もあって、『水道をひねればミネラルウォーター』というくらい水がおいしい。のどかで落ち着いた街ではあるのですが、人が集まってちゃんとにぎわっている場所もある。古き良きものを大切にしながらも流行(はや)りモノ好きな、そんな人柄も私は好きですね」とほほ笑んで見せた。

 ◇「最初で最後」の水着も「のびのびと」 ランジェリー姿なのに…

 地元・熊本でのびのびと自然体で撮った分、写真の中では「結構、抜けている表情していますね(笑い)」と明かす坂ノ上さん。「わざとそういう写真も入れてもらったのですが、ふとしたときの抜けた顔、自分ではそんなつもりではない、偶然撮れた表情を見ていると、ちょっと小さい頃の自分を見返しているような気持ちになって。逆に普段の自分を誰が見ているのか分からないので『ちゃんとしよう』って思いました」と反省(?)も。

 初挑戦のランジェリーショットの中にも、坂ノ上さんの間の抜けた表情を見ることができる。「何かちょっと自分でもクセになる写真といいますか。ランジェリー姿なのに、セクシーさのかけらもない。家でぐうたらしているときの私と同じ顔しています」と自然体をアピールした。

 「最初で最後」という水着姿も「やっぱり普段出さない部分を出すので、少しは体を絞らなくてはと思い、体作りなど、やれることはやりました」としながらも、「撮影当日は結構のびのびと、かき氷食べながら撮ってもらったり、浮き輪でぷかぷか浮きながら撮ったり、緊張せず楽しんで撮影できました」という坂ノ上さん。「本当にすてきなスタッフさんに囲まれて、ただただ楽しく撮影を終えることができたので、それが写真集全体に出ているのではないかなと、自分で見てもそう感じました」と満足そうに笑った。

 ◇お気に入りカットは? 茜色の夕日浴び「自分のルーツ」表現

 写真集の中では名前の由来も明かしている。「私が生まれのが夕方で、病院の窓から見える湖がちょうど夕日に照らされていたらしく、一面が茜色になっていてすごくきれいだったので、『茜』と親が名付けたそうです」と告白。

 そんな名前にちなんだ茜色の夕日を浴びたショットを写真集でもリクエスト。お気に入りのカットにもなった。

 海での撮影で、衣装は「自分のルーツの一つ」である茜色のワンピースを選んだ。「だんだん日が暮れてく中での撮影で、夕日の時間はすごく短いですし、天気にも左右されるので、結構ハラハラではあったのですが。出来上がった写真を見たときは、一発でお気に入りになりました」といとおしそうな表情を見せた。

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