磯村勇斗&北村匠海:サウナは「宇宙」 思い入れを語る 「サウナーーーズ2」で共演

3月7日スタートの「サウナーーーズ2 磯村勇斗×北村匠海」に出演する磯村勇斗さん(右)とDISH//の北村匠海さん
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3月7日スタートの「サウナーーーズ2 磯村勇斗×北村匠海」に出演する磯村勇斗さん(右)とDISH//の北村匠海さん

 サウナ好きの俳優・磯村勇斗さんと人気バンド「DISH//」のメンバーで俳優の北村匠海さんが出演するサウナがテーマの番組「サウナーーーズ2 磯村勇斗×北村匠海」が3月7日スタートする。磯村さんと北村さんがサウナの魅力や思い入れなどを語った。

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 「サウナーーーズ2 磯村勇斗×北村匠海」は、2020年に放送された「サウナーーーズ ~磯村勇斗とサウナを愛する男たち~」の第2弾。第1弾では、磯村さんが至高のサウナ体験を求め、サウナの聖地フィンランドに赴いた。北村さんはナレーションを担当した。第2弾では、コロナ禍でよりサウナの必要性を痛感したという2人が、サウナの深い魅力をアピールするため、“サウナー”を増やすミッションなどに挑戦する。WOWOWプライムとWOWOWオンデマンドで3月7日午前11時にスタート。第2回からはWOWOWオンデマンドで配信される。

 ◇以下、磯村勇斗さんと北村匠海さんへのインタビュー

 ――お二人は、どんなタイプのサウナが好きですか?

 磯村さん:混んでいるサウナよりも、やっぱり人が少なくて湿度が高いサウナが好きですね。

 北村さん:僕はカラッとしてるのが好きですね。水風呂でベールまとってからベールが溶け始めるくらいに出るんですけど、その温度差がちょうどいいサウナが好きです。

 ――サウナとの出合いは?

 北村さん:僕は18歳の時に先輩俳優の(仲野)太賀くんにマルシンスパ(東京都渋谷区)に連れて行ってもらったのが最初です。太賀くんがちゃんとサウナの入り方の工程を教えてくれたので最初から「ととのう」が分かっちゃいました。その時撮影が忙しい時だったので洗われるような感じがありました。

 磯村さん:僕は、サウナを舞台にしたドラマ「サ道」の撮影に入るにあたって「ととのう」の感覚を知らないと演じられないと思い、それを知るために撮影がインする前に行きました。2セット目で「なんとなくこれなんだろうな」っていう気持ち良さが襲ってきて、それが僕の「初ととのい」でしたね。

 ――今日はととのいましたか?

 磯村さん:今日はもう1発目から。

 北村さん:1発目から過去イチくらいととのったかもしれないです。ロケーションも相まって。2人で話してたんですけど、青空で海の音、鳥の声を聞きながらっていうのがすごかったです。プールも冷たかったですよね。13、14℃くらいですかね。

 北村さん:体感はもっと低かったくらいかも。首から下の感覚がなくなるくらい水風呂入れたんで。いやあ、すごかった、1発目!

 磯村さん:いやあ、すごかったね。全部そろった!って感じだったよね。

 ――「サウナーーーズ」のシーズン1で、フィナーレでサウナの本場フィンランドに行くのではなくて、いきなり初回がフィンランドでしたよね。

 磯村さん:それがやっぱり「サウナーーーズ」の変態具合ですよね(笑い)。まだサウナ歴1年とかで本場フィンランドへ行かせてもらってありがたく思いましたし、そんな素人サウナーでも「フィンランド行こうよ」と言ってくれる企画性の強さというか勢いがありましたね。

 ――フィンランドのサウナを堪能して日本に帰ってきて、違いを感じたりしましたか?

 磯村さん:やっぱり一番は水風呂ですね。フィンランドには水風呂というものがないので、湖か海か、あるいはシャワーか、あとは浴びずに外に出るみたいなスタイルですよね。僕的には水風呂に入ってととのい、椅子に座るのが好きだなというのは日本に帰ってきて感じましたね。もちろん大自然があれば湖に入ったりでいいんですけど。その辺は日本は水風呂があるので、日本人に合ったサウナスタイルなのかなと思いましたね。

 ――今日はまきと電気、二つのサウナに入られましたけど、どうでした?

 北村さん:今日は自分でまきをくべて火を付けたんですけどやっぱり匂いがいいですよね。サウナにおける香りとかネーチャーを感じるのがすごく好きなんです。今日は特に「ヴィヒタ」の葉の香りとまきの香りっていうのに包まれてすごく幸せでした。自分が森になって根を生やした感じでした。

 ――「ヴィヒタ」で体をたたくなどするリラクセーション「ウィスキング」はどうでしたか?

 北村さん:ウィスキングは初めての体験だったんですけど、いやあ、ちょっともう一つ新しいことを知れた感じです。水風呂で横になったときに、きっと意識飛んでました。耳も使うから、音とか体の感覚とか体の感覚器官が全部持っていかれて無になって、何も感じない領域がありましたね。

 磯村さん:顔の表情がロボットみたいになってたよ(笑い)。意識なかったんだね、あの時!

 北村さん:空気を味わう感覚っていうのもあったし、温度というよりは空気を体全体で感じました。でもハニーソルトだけは……(笑い)。

 ――何があったんですか?

 北村さん:ヴィヒタでバンバンやってもらって、最後に体にオレンジを塗られ、その後ハニーソルトを塗りたくられたんです。でもあれ……きっと間違ってる感じがしてました(笑い)。

 磯村さん:もうハニーソルトからは、完全に僕の我流です!

 北村さん:オレンジはまだ分かったんですよ、匂いもよかったし。でもハニーソルトを塗りたくられた時だけは「何かが違う」って思いました(笑い)。

 磯村さん:感じた?

 北村さん:感じたよ! だって最初の腕のあたりでもうハニーソルト全部ないんですよ! だから腰のあたりから、もうただいっそん(磯村さん)の手が僕に触ってるだけ(笑い)!

 磯村さん:温かい手でこすり合わせたらハニーが全部溶けちゃったの。バレてるって思ってたけど堂々とやりました! 仕方ない!

 北村さん:その後いっそんがやってくれたウィスキングを視覚で覚えていたので、その通りにやってみたけど、自分でもサウナで頭がさえすぎていてすごい再現力でウィスキングできたんですけど、ハニーソルトだけは違うなって思いましたね(笑い)。

 磯村さん:僕もやってもらって分かったけど、あれ、違うわ(笑い)。

 ――シーズン2はどうなっていくんでしょうか?

 磯村さん:ウィスキングっていう初めてのことも教えてもらったので、サウナをより奥深く理解していきたいなと思います。いいサウナを巡って楽しんでいるだけではなくて、自分自身がサウナスキルを学んでいって匠海とか、来てくれるであろうゲストの方たちに自分でおもてなしできる武器を身に着けていくと共に、やはりこんなご時世になってしまったのでもう一度サウナのあり方っていうのを探しながら、サウナ仲間を増やしていきたいというのが一番にありますね。まだまだサウナについて知らないことがいっぱいあると思うんですよ。だってテントをサウナにしようって発想が……おかしいじゃないですか(笑い)! だからなんかあると思うんです、これサウナにできるんじゃない? ってもの。それを見つけていきたいですね。

 北村さん:おもてなしはいっそんの人間性的にもとっても合ってていいなって思います。サウナを発信していくのは微力ながら僕もやりたいですね。やっぱり水風呂のハードルっていうのがありますし、苦手っていう人が多いですもんね。無事にバンドメンバーは全員サウナ好きになりましたけどね!

 ――特に女性は水風呂嫌がると思うんですが、どうしたらいいと思いますか?

 北村さん:僕、初めて水風呂入った時に焦ったんですよ。心拍数がめちゃくちゃ上がって、心臓の音も聞こえるし、自分の吐く息も冷たくなってくるし。あらかじめそういう不安要素を口に出せばいいと思うんです。

 磯村さん:サウナーになるための施設を造ればいいんじゃない? 養成施設! 水風呂を15、16、17、18℃っておいて、自分に合う段階の水温を見つけてもらってそこから徐々に慣らしていくっていう。

 北村さん:それいいね。サウナってその人によって入る時間も違えば、ととのう感覚も違うというか、「あ、これだ」っていうのがあると思うんです。あと、自然はいいかも。特に女性は銭湯サウナとかより、自然の中のサウナとか。いいロケーションでサウナを味わうとサウナってこんないいんだって思えるだろうし。

 ――最後になりますけど、サウナってお二人にとってなんでしょう?

 北村さん:僕はよくサウナとスパイスカレーについて話すんですけど、サウナに関しては宇宙とかガイア理論に近いですね。ウィスキングに関してはもう完全に音楽でした。リズムも音も全部。

 磯村さん:宇宙の表現は僕も分かる。でもこれはサウナを知っている人じゃないと引かれちゃうかもね。もうちょっと分かりやすくいうと、本来の人間に正してくれるっていう感じですかね。

 ――北村さんは、DISH//で「SAUNA SONG」という曲も出してますよね。

 北村:そうなんです。ラッキリ(Lucky Kilimanjaro)の熊木(幸丸)くんと曲の話ししていて、原案を二人で考えているときに、今伝えたいこと何? って話になって。ちょっとネガティブな部分があるこの世の中を少しでもポジティブに変えたいよねってなったんです。じゃあみんなととのえばいいよね、って話から、サウナの曲にしようと出来上がった曲です。

 ――番組で伝えたいところ、見どころは?

 磯村さん:こうしてシーズン2ができたのもサウナが好きな皆さんのおかげだと思っています。それはすごく感謝してますし、WOWOWさんもこうやってサウナの番組続けさせてくれているっていうのはありがたいですね。まだまだサウナ歴は短いので一緒に成長していきたいです。僕らがこうしてサウナに入ったら連鎖すると思うんです。それを見て「行きたいな」とか「ちょっと幸せになったな」と思ってくれたらサウナーーーズの意味があるのかなって思います。

 北村さん:僕が最近感じているのは、過去にサウナのブームがあって、またリバイバルしているのはうれしくて、僕らは宇宙のような広い世界を見ているのかもしれないけど、この番組を見てくれる方々にはエンターテインメントとして見ていただいて興味を持っていただけたらすごくうれしいし、フィンランドみたいに、サウナがあるライフスタイルを持つ人がたくさんいる世の中になってくれたらと思います。

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