ちびまる子ちゃん:梶裕貴がテレビアニメ初出演 「外郎売り」披露 神谷浩史のヒロシくん再び

3月21日放送の「ちびまる子ちゃん」に登場する裕治(左)と声優を務める梶裕貴さん(C)さくらプロダクション/日本アニメーション
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3月21日放送の「ちびまる子ちゃん」に登場する裕治(左)と声優を務める梶裕貴さん(C)さくらプロダクション/日本アニメーション

 人気アニメ「ちびまる子ちゃん」(フジテレビ系、日曜午後6時)に声優として梶裕貴さんが出演することが2月28日、分かった。梶さんが同アニメに出演するのは初めてで、3月21日放送のエピソード「まる子と生意気なアイツ」に出演する。梶さんはまる子と同い年の少年・裕治を演じる。声優の神谷浩史さんが3月7日放送の「藤木、笹山さんの写真が欲しい」に出演することも発表された。神谷さんは約2年前に同アニメに出演し、カメラ好きのヒロシくんを演じており、今回もヒロシくん役を続投する。

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 梶さんが演じる裕治は、少々生意気で悪ふざけが好きな少年。ストーリー終盤では、裕治がまる子のために歌舞伎十八番の演目「外郎(ういろう)売り」を演じるシーンが描かれる。「外郎売り」のシーンは、梶さんがYouTubeで披露した「外郎売り」を番組スタッフが見てストーリーに取り入れたという。

 梶さんは「ちびまる子ちゃん」出演に「すごくすごくうれしかったです!! うれしすぎて……だからこそ、にわかには信じられなくて、事務所からの連絡に思わず“あの、国民誰もが知っている『ちびまる子ちゃん』で合ってますか!?”と聞き返してしまいました(笑い)。アフレコが終わった今でも夢のよう。一生の思い出です!」とコメント。

 「外郎売り」のシーンについては「大先輩方を前にしての外郎売り……これほど緊張することがこの世にあるでしょうか? いや、ない(笑い)! とはいえ、裕治はまだ小学生。うまさよりも、楽しさを意識してお芝居させていただきました。きっと、おじいちゃんから教わった“特別な魔法”のような誇らしさを感じているのだろうなと想像しています」と話している。

 神谷さんは2年ぶりにヒロシくんを演じ、「ヒロシくんに関しては初登場は20年くらい前……だったと思いますが、登場回数はおそらくまだ一桁かと……そのレアさから毎回、初登場のことを思い出して緊張してしまいます!」とコメント。神谷さんは前半パートでアナウンサー役も担当したといい、「『ちびまる子ちゃん』の世界は昭和で舞台は(静岡県)清水市なのでどんなニュースを伝えたら良いかわからず、音響監督の本田さんに泣きついてお知恵を拝借いたしました……。そんな苦労があったことを一応お伝えしておきます!」と明かした。

 ヒロシくんが登場する「藤木、笹山さんの写真が欲しい」では藤木の恋が描かれる。神谷さんは小学生の頃の恋について「小学校5年生の頃は斉藤さんというクラスメートが好きでした。残念ながら下の名前は思い出せませんが……最近思い出せなくなったわけではなく、記憶をさかのぼっても覚えている自分に巡り合えないのです。恐らくですが、あの当時の男子は女子の下の名前を覚えるのがちょっと恥ずかしかったんだと思います。男子ってバカなんですよねぇ」と話した。

 「ちびまる子ちゃん」では、3月を「4週連続!春のスペシャル月間」と題し、さまざまな企画を実施する。3月14日には、1時間スペシャルが放送され、タレントの伊集院光さんがゲスト声優を務める。1990年の放送開始以来、ナレーションを担当してきたキートン山田さんが、3月28日の放送をもって番組を卒業する。

 ◇江花松樹プロデューサーのコメント

 3月の「ちびまる子ちゃん」は豪華な企画が目白押し! 1時間スペシャルでは今までになかった、ちょっと特別な回を放送します。そして3月28日はついにキートンさんの最後の登場回となります。31年間、まる子たちを見守ってくれたキートンさんへ、感謝を込めた特別な回になっています。ゲスト声優に1時間スペシャル、そしてキートンさんの最後の登場まで……どの回も見逃せないので、お見逃しなく!

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