藤田ニコル:「プリキュア」に教えてもらったこと 本人役で「スーパー元気なニコルン」に

「映画ヒーリングっど プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!」に出演する藤田ニコルさん
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「映画ヒーリングっど プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!」に出演する藤田ニコルさん

 モデルでタレントの藤田ニコルさんが、人気アニメ「プリキュア」シリーズの第17弾「ヒーリングっど プリキュア(ヒープリ)」(ABCテレビ・テレビ朝日系)の劇場版「映画ヒーリングっど プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!」(中村亮太監督、3月20日公開)に声優として出演する。藤田さんが「プリキュア」シリーズに出演するのは初めてで、本人役で出演する。シリーズ第1弾「ふたりはプリキュア」が「ドンピシャの世代です」という藤田さんに「プリキュア」への思いを聞いた。

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 ◇子供の頃は格好いいキュアブラック派 

 「プリキュア」シリーズは、第1弾「ふたりはプリキュア」が2004年2月にスタートし、現在は第18弾「トロピカル~ジュ!プリキュア」が放送されている。15年以上にわたって、子供たちを魅了し続けている人気シリーズだ。22歳の藤田さんは「ふたりはプリキュア」が「ドンピシャの世代です」という。子供の頃、「ふたりはプリキュア」に夢中になった。

 「『ふたりはプリキュア』をリアルタイムで見ていました。子供ながら『プリキュア』ってすごく新しい!と強く印象に残っています。女の子が戦って、可愛いのに強い。インパクトがあったんです。『プリキュア』ごっこもよくしていました。『ふたりはプリキュア』は、キュアブラック派でしたね。周りはキュアホワイト派が多かったけど、私は見た目が格好いいブラックが好きでした。推しを応援できるのがいいんですよね」

 ちなみに「ヒーリングっど プリキュア」の“推し”はキュアスパークル。「みんな、可愛いですね! 黄色が好きですし、ツインテールが可愛い。ちょっとギャルっぽい。私が子供の頃のプリキュアも可愛いけど、今もすごく可愛い! 進化していますね」と「プリキュア」について語ると童心に帰るようだ。

 「プリキュア」は、家族や友人の大切さ、人間の優しさ、困難に立ち向かう強さなどさまざまなことを教えてくれる。藤田さんも子供の頃、「プリキュア」から大切なことをたくさん学んだ。

 「『プリキュア』を見て、悪いこと、よいことを学んでいました。友達を傷つけるようなことをしてはダメだ……とか。今、見ても感じることがあります。今もアニメが好きで、『約束のネバーランド』『進撃の巨人』などを見て、深いテーマからいろいろなことを学んだり、刺激を受けています。来週の放送が楽しみだから、1週間頑張ろう!となったり。『プリキュア』が好きな子供もきっと同じ気持ちですよね」

 ◇本人役はアゲアゲなテンションで

 「映画ヒーリングっど プリキュア」は、花寺のどか(キュアグレース)たちが東京に行き、ゆめペンダントの力で心の中に思い描いた夢が映し出せるゆめアール体験を楽しみ、不思議な力を持つ少女でゆめアールプリンセス・カグヤと出会うが、みんなの夢を狙う謎の敵が現れる……というストーリー。渋谷のスクランブル交差点にファッションイベント「東京ガールズコレクション(TGC)」のステージが登場し、藤田さんそっくりのキャラクターがTGCを盛り上げる。アニメの藤田さんは「第30回 マイナビ 東京ガールズコレクション2020 SPRING/SUMMER」の衣装、髪形を再現する。

 「アニメにTGCが出てくるのが、びっくりしましたし、うれしかったです。リアルな世界にプリキュアが現れるんですよ! すごくないですか! (自分が演じるキャラクターは)すごく可愛くしていただきましたし、しかも衣装も再現していただいて、うれしい! スタイルもよくなっていますし(笑い)。どうやって動くのか楽しみです」

 藤田さんはこれまでも声優経験はあるが、「日本語でしゃべる役が新鮮」だったという。

 「これまで声優をやらせていただいた時は、鳴き声だったので、それも楽しいのですが、日本語をしゃべるのが新鮮で、緊張しました。自分の役なので、普段通りではあるのですが、ほかのキャラクターのテンションが高いですし、アゲアゲなテンションで演じました。スーパー元気なニコルンです」

 声優としての活動は「私は声が特徴的ですし、好きですね。またできてうれしかったです」といい、「いつか『プリキュア』の妖精のような日本語をしゃべるキャラクターをやってみたいです。普段、できない役ですし。ぜひ機会をいただければ!」と意欲を燃やす。“スーパー元気”な妖精はきっと子供たちに元気を与えるはず。今後の声優としての活躍も期待される。

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