アイドルグループ「℃-ute(キュート)」の元メンバーで女優の矢島舞美さんが3月15日、東京都内で行われた舞台「フラガール-dance for smile-」の公開けいこに登場した。物語は廃れていく炭鉱の街の人々が、力強く生きる様を描く。矢島さんは「物語は福島県いわき市が舞台なのですが、コロナ禍や震災から10年ということで、今やることにすごく意味があると思います」と力を込めた。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
舞台は2019年版の再演で、矢島さんは前回に引き続き、炭鉱の娘達にフラダンスを指導する先生・平山まどか役で出演する。矢島さんは「前回たくさん『泣いた』『感動した』という言葉をいただいたのがすごくうれしくて、今回1年半振りの再演ということで、キャストも一部変わっているのですが、今回ならではのフラガールができているのではないかな」と話した。
さらに「せりふのやりとりでも違いを感じることが多々ありますし、前回に引き続き出演するキャストも、前回よりもさらに良いものにしたいという気持ちがあります」と、けいこの熱も一層入っていると明かし、「けいこ場でみんなのお芝居見るのがすごい楽しみな毎日です!」と笑顔を見せた。
「フラガール-dance for smile-」は、第30回日本アカデミー賞で優秀作品賞などを受賞した映画「フラガール」(2006年)を舞台化。昭和40年、かつて炭鉱の街として栄えた福島県いわき市を舞台にフラガールを目指す女性たちを描く。これまでも幾度か舞台化され、2019年には乃木坂46の元メンバー井上小百合さん主演で上演された。
4月3~12日にBunkamuraシアターコクーン(東京都渋谷区)で上演される。