下野紘:ドラマ「レッドアイズ」出演は「え? うそでしょ!?」 オファー秘話語る

下野紘さん=日本テレビ提供
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下野紘さん=日本テレビ提供

 日本テレビ系で放送中の連続ドラマ「レッドアイズ 監視捜査班」(土曜午後10時)で、クライマックスに突入する3月20日放送の第9話を前に、通信指令センターの声で連ドラ初出演中の人気声優の下野紘さんのオフィシャルインタビューが公開された。オファーを受けた時の感想や収録秘話を明かしているほか、お気に入りのキャラクターや裏切者の予想まで、ドラマの見どころを語っている。

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 --ドラマ出演のオファーを受けた時の感想を教えてください。

 最初にタイトルを聞いた時はよく分かっていなかったんですが、内容の資料を見た時に「え? うそでしょ!?」とびっくりしました。ドラマに声の出演ということで何の声をやるんだろう?と思ったら、「通信指令センターで亀梨(和也)さんたちに指令を出したりする役です」って言われて。通信指令センターの声自体も上から指示を出す役もそうですし、ドラマ出演も初めてなので、最初はちょっと驚きすぎて思わず笑ってしまいました(笑い)

 --実際に出演しての反響はいかがですか?

 もうすごかったですよ、本当に。ツイッターに情報を載せたら、ファンの方が僕と亀梨さんが共演することに対して喜んでいて、「なにこの幸せな空間!」みたいなコメントがありました(笑い)。実際にドラマのエンドテロップに「下野紘」って書かれてるのを見て、「感動して泣きました」っていう人もいましたし(笑い)。とにかくいろんな方々や各方面から反響がありました。

 --第1話の放送をご覧になった感想は?

 最初は自分の声を確認しようと見たんですけど、それよりも内容になっちゃって。放送が終わった時には、第2話が早く始まらないかなと思うくらいハマっちゃいました(笑い)。もちろん自分的には“もっと、こういう風にできたかな?”っていう思いはありましたけど。でも、作品の中で自分の声が分かるくらいで、ストーリーの邪魔になっていなかったので本当に良かったなと思いました。

 --「通信指令センターの声」の収録で大変なのはどんな部分ですか?

 収録する前に、警察監修の方に実際の無線について伺う機会があったんです。どういう口調でどんなしゃべり方をするのか、参考に録ったものを聞かせていただいて。そんなにすごくテンションが高いわけでもなく低いわけでもなく、落ち着きすぎているわけでもないという印象でした。かつ明瞭に情報を伝えなければいけない、そういうバランスも大事で。普段自分がいろんなアニメのキャラクターを演じる時や、他のナレーションともまたちょっと違う感覚だなと思いました。

 何よりも専門用語や独特の表現があって、それがなかなか難しかったですね。語尾も「されたし」じゃなくて「されたい」とか、自分が今までしゃべってきた言葉とは違うので。それと、とにかくセリフに漢字が多いんです(笑い)。これはどこで切ればいいのかな?と、すごく戸惑ったりしました。

 --初回からハマったとのことですが、ドラマの魅力は?

 各話完結する部分もあればずっと続いていく謎もあるので、やっぱりそこがすごく気になります。次にこんな事件が起こるっていうのを先に見せてくるのが、いい意味でズルい! 早く土曜日にならないかなってずっと思って見ています。第1話から婚約者を殺された伏見(亀梨さん)が追い続けている青いコートの男がいったい誰なのか、最終的にはどうなるのかすごく興味がありますし、過去から続く事件と各話の事件が少しずつ繋がっていくのも面白いですよね。

 あとは本当にクセの強いキャラクターが多いなって。事件の部分だけでなく、垣間見えるキャラクター同士の関係性も見どころだと思います。それから、本格的なアクションがすごくカッコいいですよね。自分もやってみたいなと思いつつ、無理だな…(笑い)っていうくらいすごくて。頭脳戦の事件が多いのかと思いきや、結構武闘派の部分もあるので、そういう意味で本当にバランスがとれたドラマだなと思います。

 --特にお気に入りのキャラクターを教えてください。

 個人的には(趣里さんが演じる)長篠さん。結構プライドが高くてお堅そうだけど、意外と、いつも若干ライバル視している小牧(松村北斗)くんのことを尊敬というか見習っているところもある、そういうかわいらしい部分がいいですね。過去の監禁事件があったにも関わらず警察で頑張っていて、あの過去の事件のことを見てから余計にいいなって思いました。

 --主人公の伏見のキャラクターについてはいかがですか?

 昔、容疑者と思われる男を過剰に殴ってしまったように、危険な一面がありつつも結構冷静で、肉体派なのかなと思いきや、細かい言葉尻をくみ取って伏見きっかけで事件が解決することもある。冷静と情熱じゃないですけど、その両方を持っている感じが魅力的ですね。あとは、すごく人間的だなと思います。例えば自分が同じように婚約者や大切な人を失ってしまって、しかもその犯人が捕まっていないとなったら冷静ではいられなくなると思うんです。でもKSBCのメンバーもそうだし、長久手(川瀬陽太)さんや先輩たちに対しての礼儀もあって。暴走するタイプに見えてそうじゃないところが主人公として好感が持てて僕は好きですね。それと、やっぱりアクションがカッコいい!

 --今回はKSBCに裏切者がいるかもしれないという展開になります。

 自分の中でもいろいろ考えてるんですが、本当に分からないんですよ。今までいろんな事件に関わってきた人もいるじゃないですか。小牧くんとか長篠さん、山崎さんも過去にいろいろあって息子さんが大変なことになったし…。その人たちは裏切者ではないんじゃないかって思うんですけど、本当に読めないんだよな~(苦笑)。島原(松下奈緒)さんの妹のはるか(高橋ひかる)ちゃんが実は…とか?KSBCじゃないから絶対違いますよね(笑い)。本当に決めつけずに柔軟に、全員が裏切者の可能性があるなっていう気持ちで楽しく見させていただきます!」

--最後に視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

 「レッドアイズ」いよいよ終盤ということで、最終的にどんな結末を迎えるのか、僕自身も本当に楽しみにしております。そして僕は通信指令センターの声だけではなく、さまざまな参加の仕方をしておりますのでそこも見返していただきつつ、ぜひ最後まで楽しんでいただけたらと思います。

 ◇第9話のあらすじ

 一連の事件の黒幕と疑われる鳥羽(高嶋政伸さん)がKSBC(神奈川県警捜査支援分析センター)に現れた。伏見(亀梨さん)は、婚約者の美保(小野ゆり子さん)を殺害したのが鳥羽だと確信し逆上するが、鳥羽は動じることなく取り調べに協力する。

 鳥羽のクリニックから美保殺害の凶器が発見される。しかし、凶器から検出されたのは、思いがけない人物の指紋だった。そんな中、真弓(坂口拓さん)から大病院のシステムを乗っ取ったとKSBCに連絡が……。

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