ダンダダン
第7話「優しい世界へ」
11月14日(木)放送分
人気アニメ「ガンダム」シリーズの最新作「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」(村瀬修功監督)が5月21日に公開される。同シリーズの“生みの親”である富野由悠季総監督が1989~90年に発表した小説が30年以上の時を経て、映像化される。なぜ、映像化されるまで30年以上の時が必要だったのだろうか? アニメを手がけるサンライズの小形尚弘プロデューサーに聞いた。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
「閃光のハサウェイ」は、1988年公開の映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」(富野監督)のその後を描いた小説。宇宙世紀0105年を舞台に、第二次ネオ・ジオン戦争で苦い別離を経験したブライト・ノアの息子ハサウェイ・ノアが新型モビルスーツ・Ξ(クスィー)ガンダムを駆って、地球連邦政府に反旗を翻す。アニメは「虐殺器官」の村瀬さんが監督を務める。全3部作。公開劇場全館で劇場限定版ブルーレイディスクが5月21日に発売される。
名作「閃光のハサウェイ」はなぜこれまで映像化されなかったのだろうか? 「閃光のハサウェイ」は映像化が不可能とも言われてきた。小形プロデューサーは、その理由の一つを「Ξガンダム、ペーネロペーの形状が複雑。30年前は3DCGもなかったので、難しかったのかもしれません」と説明する。
「閃光のハサウェイ」では3DCGと手描きを融合して、複雑な形状のΞガンダム、ペーネロペーを表現した。技術の進化によって、映像化が可能になり、小形プロデューサーは「これまでの『ガンダム』とはまた違うモビルスーツ戦を表現できた」と自信を見せる。
小形プロデューサーは「富野監督は、作品の合間に小説を書きます。『閃光のハサウェイ』は、小説ですが、企画書でもあったようです」とも話す。刊行当時、映像化のタイミングを逸してしまったことも、これまで映像化されてこなかった理由のようだ。
「富野監督は常に新作を作りたいと考えています。富野監督は一度やった仕事をわざと忘れるから、新しいものができる。だから、『閃光のハサウェイ』をやりたいとは思わないでしょうからね。2000年代にゲーム用に『閃光のハサウェイ』の設定を足したことはありましたが、映像化しようとは誰も言わなかったようです。富野監督に言いにくかったのかもしれませんが」
「閃光のハサウェイ」は30年以上前の作品ではあるが、古くささは感じない。むしろ現代的な作品であるという意見はある。確かに、環境問題、大国同士の戦いではなく、テロリズムとの戦いを描いているところなどは、現代的と言える。
「富野監督は常に進化していて、未来を見ている方です。富野監督が描いたものは20、30年後に受け取るとちょうどいいところがあるんです。『Gのレコンギスタ』にしても、本当の意味で作品を理解できるのは20、30年後かもしれません。『閃光のハサウェイ』で描かれた世界は、未来を予見していました。当時の社会情勢を基に、正確に物語を描くと、未来にいきつくのは当然ですよね。結果、富野監督が考えていたことに時代が追いついた。だから、古くさくないんです」
「閃光のハサウェイ」が2021年に公開されるのは必然だったのかもしれない。時代を超えたメッセージ、今だからこそできた最高の映像を堪能できるはずだ。
サッカーマンガ「DAYS」で知られる安田剛士さんの新選組を題材にしたマンガが原作のテレビアニメ「青のミブロ」の第5話「志は一つ」が、読売テレビ・日本テレビ系で11月16日午後5時…
人気アニメ「ガンダム」シリーズのゲーム「機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE」に登場するZZガンダムのフィギュア「METAL ROBOT魂(Ka signature)<SID…
インタビュー(1)の続き 高橋留美子さんの大ヒットマンガ「らんま1/2」の“完全新作的アニメ”が日本テレビで10月にスタートした。同作は、1989~92年にテレビアニメが放送され…
人気アニメ「プリキュア」シリーズの第21弾「わんだふるぷりきゅあ!」の第41話「ユキ・オンステージ!」が、ABCテレビ・テレビ朝日系で11月17日午前8時半に放送される。
青山剛昌さんの人気マンガが原作のテレビアニメ「名探偵コナン」(読売テレビ・日本テレビ系、土曜午後6時)の主人公・江戸川コナンと、作家・江戸川乱歩がコラボしたエピソードとなる第11…