進撃の巨人:「出版された最大の漫画本」ギネス認定 巨人用超大型版コミックス

「出版された最大の漫画本」としてギネス世界記録に認定された「巨人用 進撃の巨人」
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「出版された最大の漫画本」としてギネス世界記録に認定された「巨人用 進撃の巨人」

 諫山創さんの人気マンガ「進撃の巨人」の超大型版コミックス「巨人用 進撃の巨人」(講談社)が、「出版された最大の漫画本」としてギネス世界記録に認定された。超大型版コミックスは、巨人が読むことを想定したサイズで、表紙寸法は縦約1メートル、横約71.5センチ、重さは約21キロ。通常のコミックスの6、7倍の大きさで、価格は16万5000円。

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 「巨人用 進撃の巨人」は、「進撃の巨人」が連載誌「別冊少年マガジン」(講談社)で4月に最終回を迎えたことを記念し、3月6日に発売された。それまで「出版された最大の漫画本」としてギネス世界記録に認定されていた、ブラジル・サンパウロで発売されたコミックス(約6976.02平方センチメートル)の記録を上回る“世界一大きなコミックス”として発売。「100冊売れた場合にはギネス世界記録として認定される」ことも話題になり、販売開始から約2分で完売した。

 ギネス世界記録認定を受けて、「進撃の巨人」の担当編集の川窪慎太郎さんは「宣伝部から提案を受けた際は『え、進撃ファンなら余裕で達成してくれるでしょ』と返答したものの、実際に価格と冊数を聞いて内心ドキドキしていました。結果は皆様ご存じの通り2分とかからず完売、そしてギネス達成となりました。価格に見合う素晴らしい本を作ってくださった図書印刷様と、いつでも一緒に作品を盛り上げてくれる進撃ファンの皆様に感謝します。ありがとうございます!」とコメントを寄せている。

 コミックスを制作した図書印刷の平野雄三さんは「ギネス記録への挑戦に参画させていただき、大変光栄でした。世界屈指の人気コンテンツと日本の製造技術が一体となり、まさに世界に誇る『クールジャパン』を具現化させたような作品となったのではないかと感じています。本作と共に、これからも全世界に向けて巨人級のインパクトを与え続けていくであろうことを楽しみにしています」と話している。

 「進撃の巨人」は、圧倒的な力を持つ巨人たちを相手に人類が絶望的な戦いを挑む姿を描いたマンガ。諫山さんのデビュー作で、2009年9月に「別冊少年マガジン」の創刊タイトルとして連載をスタートし、4月9日発売の同誌5月号で最終回を迎えた。コミックスが第33巻まで発売されており、最終34巻は6月9日に発売される。全世界の累計発行部数は1億部以上。

 テレビアニメのシーズン1が2013年4~9月、シーズン2が2017年4~6月、シーズン3のパート1が2018年7~10月に放送。シーズン3のパート2が2019年4~6月に放送された。最終章となる「The Final Season(ファイナルシーズン)」の第76話「断罪」がNHK総合で今冬、放送される。

 ◇ギネス世界記録公式認定員・寺西ららさんのコメント

 「出版された最大の漫画本」においてギネス世界記録の達成、誠におめでとうございます! こちらの記録は2007年にアメリカで、そしてその後2018年にブラジルで達成された記録を更新して認定されました。世界のマンガ文化をけん引する日本でこの記録が達成されたことは、個人的にもとてもうれしく思います。

 制作そのものの過程でのご苦労はもちろん、測量士による正確な計測データや販売証明など細かく規定された証拠物をご提出いただく必要があり、認定されるまでの道のりは決して容易なことではありません。ご関係者様皆さまの熱い気持ちがあってこそのギネス世界記録の達成だと思います。本当におめでとうございます!

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