リクはよわくない：劇場版アニメの犬の兄弟役に森川智之、杉田智和、森久保祥太郎、花江夏樹、浅野真澄　松本梨香が“ぼく”に

　俳優の坂上忍さん原作、お笑いコンビ「野性爆弾」のくっきー！さん絵の絵本が原作の劇場版アニメ「リクはよわくない」（荒川眞嗣監督）に声優として森川智之さん、杉田智和さん、森久保祥太郎さん、花江夏樹さん、浅野真澄さん、松本梨香さんが出演することが6月18日、分かった。松本さんが語りとなる「ぼく」を演じ、森久保さんらは、ぼくと暮らす犬の兄弟をそれぞれ演じる。

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　森川さんは、犬の兄弟の長男で気の強いチワワのツトム、杉田さんは、次男でお調子者のミニチュア・ダックスフントのヨースケ、森久保さんは、三男で菩薩のように穏やかなフレンチ・ブルドッグのマルちゃん、花江さんは、四男で食いしん坊のパグのパグゾウ、浅野さんは、末っ子でイタリアン・グレーハウンドのリクをそれぞれ演じる。

　坂上さん、くっきー！さん、坂上さんがMCを務める動物バラエティー番組「坂上どうぶつ王国」（フジテレビ系）に出演している女優の片平なぎささんが声優として出演することも発表された。ぼくのお父さん役、ペットショップの店員役、お母さん役をそれぞれ担当する。

　絵本「リクはよわくない」（インプレス）は、2020年4月に発売。坂上さんが愛犬リクとの日々を絵本として書き下ろした。アニメでは、5歳の「ぼく」と子犬のリクのほか、個性豊かな犬たちが多く登場。オリジナルエピソードを加えて、犬がいる暮らしが描かれる。「おしりかじり虫」第3シリーズなどの荒川さんが監督を務め、勝鬨スタジオ、十文字が制作する。今秋公開。

　◇森川智之さんのコメント

　私は犬との出会いによって人生が変わりました。十数年前に愛犬のアクセルは旅立ちましたが、命の大切さを教えられたことはもちろん、彼からもらった最大級の愛情に今も豊かな生活が送れています。ツトム君を演じさせていただく理由はただ一つ、たくさんの人たちに、この作品の素晴らしさを届けたいという一心です。

　◇杉田智和さんのコメント

　犬役は珍しくありません。特に断る理由はありませんでした。今まで出会ってきたミニチュアダックスの動き、表情、舌技を思い出しながら収録に臨もうと思います。よろしくお願いします。

　◇森久保祥太郎さんのコメント

　穏やかな性格の三男の犬を演じさせていただきます。穏やかなマルちゃんにとって、リクの存在とはどういったものなのか？　その辺りを大切にしながら演じさせていただきたいと思います。

　◇花江夏樹さんのコメント

　今回、パグのパグゾウ役で出演します花江夏樹です。僕自身は猫がいる生活を送っていますが、演じる役柄は犬が多いので、今回も楽しみです。まだアフレコ前ではありますが、犬がいる生活の素晴らしさや命の大切さを感じ、伝えていけるように尽力しますので公開をお楽しみに！

　◇浅野真澄さんのコメント

　原作の絵本を読んだ時、切ない物語に胸をつかまれました。私の家には猫が4匹いるのですが、動物と暮らす楽しさ、いとしさは猫も犬も同じなんだなと、とても共感しました。動物って、幼い子供のような真っすぐな思いをぶつけて来てくれますよね。リクを演じる時も、そういうピュアな気持ちをセリフに乗せられたらいいなって思っています。

　◇松本梨香さんのコメント

　今回出演依頼のお話をいただいた時、生まれた時からずっと犬や猫が家族の一員として生活してきた私にとって、とてもうれしい出来事でした。この作品をより多くの方々に見ていただき、出会いや別れ、そして何より生命の大切さを改めて考えていただけたらと思います。