俳優の松坂桃李さん主演の映画「孤狼の血 LEVEL2」(白石和彌監督、8月20日公開)が、アーティストやマンガ、現代アート、ファッションといった、さまざまなジャンルとコラボレーションするプロジェクト「コロウノチVS(バーサス)」が始動し、第1弾として、人気グループ「BiSH」のアイナ・ジ・エンドさんが書き下ろした楽曲「ロマンスの血」が使用された、映画本編映像が6月22日、解禁された。
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楽曲は、本作の鑑賞で触発されたアイナさんが、自ら作詞作曲を担当。亀田誠治さんがサウンドプロデュースを務めた。本作について、アイナさんは「久々にとんでもないものを見た、というのが一番の感想でした。映像の破壊力がすごかったので音楽は映画に花を添えるような形でつくることを意識してスラスラと作詞作曲ができました」とコメント。
楽曲について「自分が今まで歌ったことないような曲調にも挑戦しています。めちゃめちゃ張り上げるわけでもないのに悲鳴っぽく聞こえるというか。(鈴木亮平さん演じる)上林のように暴れたくても暴れられない、自分の中での葛藤を悲鳴のような形で歌い上げました」と説明している。なお、映画本編では流れない。
白石監督は「孤狼から超カッコいい曲が生まれた! 『ロマンスの血』を聞いたら、あのキャラクターやあの場面を膨らませて、スピンオフを作りたくなる! そう、なんもかんもぶっ飛ばして生きなきゃ損! アイナさんありがとうございます!」とコメントを寄せている。
「孤狼の血」は、柚月裕子さんの同名小説シリーズ(角川文庫/KADOKAWA)が原作。前作は、昭和63(1988)年、暴力団対策法成立直前の広島を舞台に、一流大学卒の新人刑事・日岡(松坂さん)が、暴力団との癒着がうわさされる刑事・大上(役所広司さん)と共に、金融会社社員失踪事件の捜査を担当するうち、暴力団と警察組織を巻き込んだ報復合戦に巻き込まれていく……という展開だった。
続編となる「LEVEL2」は、原作では描かれていない完全オリジナルストーリーで、前作から3年後が舞台。広島の裏社会を治めていた伝説の刑事・大上亡き後、その遺志を受け継いだ日岡は暴力組織を取り仕切っていた。しかし、出所してきたたった一人の“悪魔”によって事態は急転していく……というストーリー。
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