柳楽優弥:“戦友”で“ライバル”の三浦春馬さんへの思い語る 「ずっと愛して大切に」

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 俳優の柳楽優弥さんが7月7日、東京都内で行われた主演映画『映画 太陽の子』(8月6日公開)の完成披露試写会舞台あいさつに、女優の有村架純さん、俳優の國村隼さん、黒崎博監督と共に登場した。本作には昨年7月に亡くなった三浦春馬さんも出演しており、有村さん、三浦さんと3人の共演シーンが印象に残っていると明かした柳楽さんは、「春馬君とは10代前半から一緒にオーディションを受けるような仲。戦友というかライバルというか、今回は兄弟のような関係といろいろ関わらせてもらった」と三浦さんとの“関係性”を説明。そして、「春馬君がこの作品に愛を持って参加してくれたように僕自身、これからも春馬君をずっと愛して大切にしていきたいな」と神妙な表情で語っていた。

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 有村さんも、「柳楽さんも春馬さんも一度お仕事をしたことがあったので、自然と幼なじみという関係性ができた。現場もすごく穏やかでしたし、作品は戦時下という厳しい環境ですが、撮影の合間は笑顔も多かったなと思います」と三浦さんとの共演を振り返っていた。

 映画は、太平洋戦争末期の日本を舞台に、海軍から密命を受けた京都帝国大学・物理学研究室が行っていた「F研究」と呼ばれる新型爆弾の開発にまつわる若者たちの苦悩や悲劇を、史実を基に描いている。2020年にテレビドラマ版が放送され話題を呼んだ。

 柳楽さんは今作への出演を決めた際の心境を、「脚本を読み終わった後に素晴らしいなと感じ、絶対参加したいと思ったが、ちょっと怖くもあって。少し覚悟を決めて参加を決めた」と回顧。作品が完成した今では、「僕や架純ちゃん、春馬君といった30歳前後の俳優がこういったテーマの作品に参加して、年齢に関わらず伝えていくのはとても意味があることだったなと思える。本当に最高でした」と充実した表情で話していた。

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